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地産地消キャンペーン事業の始まり

初めまして、9月から地産地消キャンペーン事業担当に着任した松村優衣子です。
東ティモールは現在まで新型コロナウィルスの市中感染を防ぎ、有り難いことにウィルス感染の不安をあまり大きく感じることなく過ごすことが出来ています。とはいえ、世界的な新型コロナウィルスの感染拡大は、元々政情不安により弱体化していた東ティモールの経済にもダメージを与えています。この危機に対応するべく、ポルトガルのNGO・CIDACとともに、地方(生産者)と都市(消費者)のつながりを強化し、地産地消を促進するキャンペーン事業を実施することとなりました。
具体的には、国産食品を扱うカフェ兼ショップをディリで開店し、国産食品の販売と、カフェでは国産食品を使用したスイーツやドリンクの提供を行います。カフェメニューのレシピは顧客に配布し、自宅でも作ってもらえるようにすることで国産食品の消費をさらに促します。

カフェメニューに入る予定のフィナンシェ

現在取り組んでいる業務は、ディリでの物件探し、スイーツの試作、新商品の開発等です。
主なターゲットとなる客層は、経済的に余裕のある、省庁に勤める公務員や国際機関に勤める東ティモール人たち。そのため、物件は彼らがアクセスしやすい場所を探していますが、なかなか「ここだ!」という場所が見つからず難航しています。
10月末を目処に物件を決め、来月からは店内の改装を始めていく予定です。

街に出て賃貸物件情報を聞いて回ります

スイーツの試作は一番楽しい業務のひとつです。今まで試作したのは以下の7つのメニューです。

• コーヒーとサゴクッキーを使用したティラミス
• マンゴージャムとココナッツオイルを使用したヨーグルトケーキ
• 米粉のロールケーキ
• 米粉のシフォンケーキ
• ティモールのナッツ「キアール」を使用したフィナンシェ
• かぼちゃのタルト
• アロマティモールのハーブティーを使用したコーディアル

ティラミスには水切りヨーグルトを使用しました

アーモンドのようなナッツ「キアール」

特にかぼちゃのタルトに使用するかぼちゃ選びには苦戦しましたが、3度目の試作の際にタルト作りに適した種類を突き止めることができました。
東ティモールのかぼちゃは日本の栗かぼちゃに比べると水分を多く含んだものが一般的で、加熱すると水っぽくなってしまうのですが、「ラケル・リリン」(直訳すると「ロウソクかぼちゃ」)というかぼちゃは水分が少なく、加熱してもホクホクしています。

市場でかぼちゃを選ぶマルタさん

ラケル・リリンを使用したかぼちゃのタルト

以上、10月のレポートでした。
東ティモールの皆さんに愛されるお店になるよう、お店作りに取り組んでいきたいと思います。

(東ティモール事務所 松村優衣子)

*この事業は、ポルトガルの助成機関Camõesの助成を受けて、ポルトガルのNGO、CIDACと協働で実施しています。

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