ミャンマーの地震被災者への支援を継続しています。現地では通信が遮断されることが多く、連絡をとることが難しいなか、現地スタッフからレポートが届きました。

 「震災後には大雨もあり、捜索活動は難しくなりました。仮設住宅は水漏れして、生活はとても大変です。国軍の支配地域外の被災地には相対的に支援が少なく、被災した人びとは本当に困っています。

国軍支配地域で活動する場合はいくつもの国軍の検問所を通過する必要がありますが、私たちが活動する地域では、反政府組織の管理する道を使うため、安全に食料や物資を輸送できます。しかし、空爆に加えて国軍による攻撃により、活動が遅れています。物資を被災地に運び入れて配付しようとしたタイミングで、国軍の攻撃が始まりました。そのため、私たちは活動を一時中断して、食料と物資を急いで移動させなければなりませんでした。攻撃がやんだら活動を再開する予定です」

本事業のスタッフをはじめ、現地で支援活動にあたる人びとは、決して安全とは言えない地域で、自分の足で被災状況を確認し、膝を突き合わせて被災状況を整理し、優先順位をつけて効果的な支援活動ができるよう努めています。

（東京事務所　ミャンマー事業担当）

配付したお米