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シリア難民

レバノン 子どもたちへの給食配布がスタートしました!

教育センターでのサンドイッチの提供開始

キリスト教徒人口の多いレバノンでは、クリスマスの少し前から年末年始の休暇が始まり、教育機関は年明け後も1週間程度休みが続きます。10月より開始した当団体が現地の提携団体と運営する教育センターも、1つの年度が3つの学期に分かれているレバノン教育省のカレンダーに併せて、最初の学期末を迎えました。今回のレポートでは、皆さまのご支援によって実施することが可能となった教育センターでの生徒たちへのサンドイッチの提供についてご報告させていただきます。

12月23日、ボランティアたちによって教育センタ―で学期末のイベントが行われ、生徒たちは顔へのペイントやおやつを楽しんだ。

12月23日、ボランティアたちによって教育センタ―で学期末のイベントが行われ、生徒たちはフェイスペインティングやおやつを楽しんだ。

おやつを楽しむ子どもたち

学期末のイベントでおやつを楽しむ子どもたち

休憩時間の子どもたちの楽しみ

教育センターでは、3時限目の後にある休憩時間になると、生徒たちはまず学年ごとに中庭に整列します。すると先生たちから、その時間までに配達された出来立てのサンドイッチが配られます。そのサンドイッチのメニューは全部で3種類あり、曜日ごとに異なる種類のチーズを挟んだサンドイッチを用意しています。中でも生徒たちのお気に入りは、“ダブルクリーム”と現地で呼ばれる、少し塩味の効いたチーズのサンドイッチのようです。

先生からサンドイッチを受け取った生徒たち

先生からサンドイッチを受け取った生徒たち

友達とおしゃべりをしながらそれぞれのサンドイッチを食べている生徒たち

友達とおしゃべりをしながらそれぞれのサンドイッチを食べている生徒たち

生徒たちが食べているサンドイッチはジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成と皆さまからのご寄付で賄われており、サンドイッチのパンを焼く人も、サンドイッチの中味を挟んで紙に巻いて袋に詰める人も皆シリア人です。生徒たち一人ひとりが日々空腹ではない状態で授業を受けることができること、そしてその為に人びとが働き、収入を得られるようになったのは、ひとえに皆さまのご支援があるからです。ご支援をくださる皆さまに、心から感謝申し上げます。

サンドイッチを受け取った就学前教育クラスの生徒たち

サンドイッチを受け取った就学前教育クラスの生徒たち

サンドイッチの味を表現してくれた?生徒

サンドイッチの味を表現してくれた?生徒

生徒たちのお気に入りの授業

教育センターでの授業の内容についても、少しだけご紹介させていただきます。初等教育の学年にある生徒たちはアラビア語や算数、英語、理科、社会といった主教科に加え、美術や体育、イスラム学といった副教科も履修しています。その副教科の中でも子どもたちが特に大好きな授業が、音楽の授業です。

短い曲を板書し、音階を歌って示す先生

短い曲を板書し、音階を歌って示す先生

海賊の歌の中で「ヘ―!(海賊の掛け声)」と合いの手を入れる生徒

海賊の歌の中で「ヘ―!(海賊の掛け声)」と合いの手を入れる生徒

ウォーミングアップとして、先生が手拍子であるいは机を太鼓のように叩いてさまざまなリズムを刻むのに対し、生徒たちが全身を使って応える様子や、学習した歌を教室中に響かせて歌う様子を見て、彼らがその先生との授業を心から楽しんでいることが伝わってきます。また、生徒たちは先生の板書する短い曲を、自分たちのノートに5線譜とト音記号から自分で書き写し、一つひとつの音符や記号を確かめながら書いていきます。先生の丁寧な指導があればこそですが、楽譜の書き方をマスターする生徒たちの吸収力の速さには、本当に驚かされます。

パルシックレバノン事務所より

2017年はたくさんの人びとに支えられ、レバノンのベカー県に暮らす260名のシリア人の子どもたちが教育センターへと通えることとなりました。教育センターへ通い始めたころは、初めての環境に戸惑い、家へ帰りたいと泣いてしまっていた子も今ではすっかりと授業に馴れて、先生や友達に会うことを毎日楽しみにしています。2018年は、2017年の学び・反省を生かし、絵を描くのが上手な子、授業中に冗談を言って周りの生徒を楽しませる子、引っ込み思案な子など、様々な個性をもつ生徒たちひとりひとりの基礎学力・創造力がより大きく育つよう、安心して通う事のできる環境を守り続けていくことを目指していきます。どうか一緒に見守ってください。

(レバノン事務所 宮越麻衣子)

※この事業はジャパン・プラットフォームの助成と、みなさまからのご寄付で実施しています。

[寄付のお願い] レバノン シリア難民の子どもたちに給食を!

ベカーの教育センターで子どもたちの成長と未来を共に支えるために、引き続き、寄付でのご協力をよろしくお願いいたします。