特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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能登の春-なごみで囲む食卓

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すっかり春の陽気につつまれ、能登では青空が広がる日が増えました。今回は、能登のコミュニティースペース「なごみ」で開催した子どもイベントをレポートします。

3月の最終週に、なごみで「春休み子ども食堂」を開催しました。この企画は、学校が休みになる長期休暇中、大人は仕事で家を空け子どもが一人で昼食をとる、そんな状況を心配したスタッフから「子どもたちが寂しい思いをしないようにしたい。親が食事を準備する負担を減らしたい」と、提案があったのが始まりでした。

今回の「春休み子ども食堂」では、小学3年生以上を対象に春休み期間中の4日間、日中子どもたち自身で昼食を作り、ほかの子どもたちと一緒に食事をする企画です。

なごみから離れた地域の子どもたちも利用できるよう送迎バスを運行しました。バスの運転は普段はスクールバスの運転手をしている地域の方にお願いしました。また運営にあたって、子どもたちに向けた「なごみのルール」や、子どもに接するスタッフやボランティアに向けた「子どもたちへの対応ルール」を作り、安全管理に配慮し準備を進めました。

当日、待ち合わせ場所にバスで迎えに行くと、「お願いします!」と元気よく乗り込む子どもたち。普段はバスに乗らないという子もいて、ちょっとした遠足気分で楽しそうにしていました。

なごみに到着後は早速みんなでランチ作りをはじめ、不慣れな手つきで一生懸命に野菜の皮をむいたり切ったりして、カレーを作りました。2日目はやきそば、3日目はおにぎりと豚汁、4日目はパフェ作りと、スタッフが教えながら無事に完成することが出来ました。

何度もおかわりしている子もいて、美味しいか聞かなくても笑顔でご飯を食べる様子から伝わってきました。

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カレー作りに奮闘する子どもたち

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みんなでいただきます!

食事の後は自由時間。友達とゲームや卓球をしたり、春休みの宿題を必死にする姿もありました。違う学区の子たちが一緒にカードゲームをして遊び、新しい交流が生まれる場面もありました。

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自由時間、自由に過ごす子どもたち

また、スタッフやボランティアと一緒に木の模型を作ったり、木工ボンドに色をつけて作るステンドグラスシール作りを楽しみ、出来上がると嬉しそうに友達と感想を話していました。来ていた中学生の中には毎週木曜に行っている百歳体操に飛び入り参加し体操してくれた子もいました。

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スタッフと木製の飛行機作り

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百歳体操をする中学生たち

後日、参加したお子さんの保護者の方からは、「毎日の食事作りの負担が軽くなり、本当に助かりました。ぜひ夏休みも開催してほしい。」という切実な声をいただきました。

この夏には、今回の経験を活かし「夏休み子ども食堂」を開催するため、スタッフとアイデアを出し合っています。課題として、運営スタッフやボランティアの確保があるため、地域の方や学生ボランティアに広く募集を呼びかける予定です。

震災や豪雨という度重なる災害が子どもたちに与えた影響は大きく、学校が避難所になり、道路の寸断や断水が起き、大人たちが必死で対応する姿を見て、当たり前の日常が突然壊れてしまう恐怖は、小さな心に深い傷跡を残しました。

それから月日が流れ、少しずつ日常の形を取り戻しつつありますが、友だちが引っ越ししまったり、遊び場が減ったり、子どもたちの居場所作りも重要な課題になっています。

今回のイベントを通して、子どもたちが安心して笑って過ごし、大人たちが肩の力を抜いて支えあえる場所がもっと必要だと改めて感じました。

※この事業は、ジャパン・プラットフォーム、ALAMCO SRI 社会貢献ファンド(愛称:あすのはね)の助成と皆さまからのご寄付で実施しています。

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