PARCIC

過去のアーカイブ

スリランカ農村暮らしの日々[4]


ある日の朝ご飯。赤いご飯と、デルというジャックフルーツの一種のカレー、インゲン豆のカレー

こんにちは、スリランカは南部のキリウェラガマから高橋です。数少ないシンハラ語ボキャブラリーを何とか増やそうとしている今日この頃ですが、私がまず一番に覚えられるのは食べ物関連の言葉です。シンハラ語に限らず、これまで勉強してきた外国語でも、やはり食べ物関連の言葉から身につきました。きっと現地の人との会話で話題になりやすいということと、現物を見て・食べて・匂いをかいで、と色々な感覚を通すので、覚えやすいというのがあるかと思います(個人的に食いしん坊というのもありますが)。今回は、村での食事について紹介したいと思います。村では毎日3食、ホームステイ先のお母さんが作ってくれる食事をいただいています。

スリランカでは、基本的には3食カレーです。カレーと言っても、日本のカレーライスとは違い、大量のご飯と一緒に少しずつスパイシーなおかず(カレー)を数種類食べるという感じです。カレーに加えてサンボル、マッルンと言われる野菜のおかず(日本で言うと漬け物やお浸しのような感覚でしょうか)が添えられることもあります。


この日は魚カレーとココナッツサンボルと一緒に食べました。我が家ではインディ・アッパーを作るのはお父さんの役目です。

きれいな白い花もカレーになってしまうと、花を食べているという感覚はなくなってしまう

自宅のパパイアの木、村を歩くと他にトロピカルフルーツの木がたくさん

主食としてはやはりご飯を食べる頻度が高いのですが、週に1度くらいの頻度でインディ・アッパーという細い麺を蒸したものなども食卓に登場します。

カレーのバリエーションとしては、野菜カレーが多いです。といっても様々な野菜が一つのカレーに入っている日本の野菜カレーとは違い、1種類のカレーに1種類のメインの野菜が入っています。たとえば、ジャックフルーツカレー、ジャガイモのカレー、バナナの花のカレー、カトルムルンガのカレーなどなど、種類は上げきれません。ちなみに、最後のカトルムルンガは日本人には耳慣れないものですが、背の高い木に咲く白い綺麗な花です。綺麗な花を食べるというと、日本では花のサラダなどを思い浮かべますが、こちらでは容赦なくカレーとして出てくるので、綺麗な花だった形跡は残念ながら見あたりません。もちろん、とてもおいしいですが。野菜の他にも魚カレーをよく食べます。肉はあまり食卓に上がることはなく、チキンカレーが週に1度くらいです。もともと、海の幸の宝庫の北海道出身なので、肉よりも魚を好む私にはぴったりです。そして、スリランカカレーは、インドカレーに比べて辛く、さらにスリランカの中でも南部のカレーはさらに辛いと言われていますが、家族に子供がいるためか、これまであまり辛いと思ったことはありません。もしかすると、私はもともと辛いものが好きで、東南アジアの激辛料理を食べ慣れているので、舌が鈍感になっているからかもしれませんが。

デザートとしては、パパイアやマンゴなどのフルーツをいただくことが多いです。村では、パパイアやマンゴは、自宅の庭先や近所の庭先の木から採れたものをいただくことができます。ものすごく新鮮で、おいしくないわけがありません。私はこれまで、パパイアの独特な匂いが苦手で、ライムをかけたりしないと美味しく食べられなかったのですが、村では新鮮だからでしょうか、独特な匂いが全くせず、そのまま美味しくいただいています。

食事はたいてい子供たちと食べます。お父さんとお母さんはそれぞれ別の時間に食べていて、普段一緒に食卓につくことはありません。ご紹介したように、野菜中心ですが、高カロリーなココナッツオイルたっぷりなカレーに加えて、味付けが濃いのでご飯をたくさん食べてしまいます。しかも、10歳と15歳の食べ盛りの子供と一緒なので、つられてうっかり食べすぎているような気がします。気をつけないと大変なことになりそうです。

(パルシック 高橋知里)