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スリランカ農村暮らしの日々[1]

はじめまして、パルシックのインターンとしてスリランカはマータラ県のデニヤヤで有機紅茶栽培プロジェクトのモニタリング調査を始めた、高橋知里と申します。これから私が携わっていく有機紅茶プロジェクトの様子・スリランカ社会の様子を、この日誌を通してご紹介していきたいと思っています。まず、今回は私自身の簡単な自己紹介と、私の滞在しているデニヤヤについての紹介をしたいと思います。

私は今年の6月までオーストラリアの大学の修士課程で勉強していました。専攻は国際開発学で、貧困問題、世界の経済システム、発展途上国の教育制度、健康保健制度について学んできました。特に、経済的な自立支援の方法としてフェアトレードやマイクロファイナンスに興味を持ってきました。ちなみに、オーストラリアに留学する以前は、日本の大学院で社会心理学の研究をしてきました。

さて、私の滞在するデニヤヤですが、スリランカの南部州のマータラ県にあります。その生態系のユニークさ、多様性から世界遺産にも登録されているシンハラージャ森林保護区のお膝元です。スリランカの中心都市コロンボから車だと5時間、バスに乗ると(乗り換え時間などにも依りますが)8時間半くらいかかります。デニヤヤには各種商店が並び、銀行の支店もあり、小さな町としての機能がそれなりに整っています。ただし、私の滞在しているのは、実はデニヤヤの町からさらに茶畑の中を細くうねった道を車で30分ほど行ったキリウェラガマという村です。この辺りにくると、村人同士はほとんど顔見知りという感じです。バスに乗って観察していると、乗ってくる人はたいてい他の乗客に挨拶しています。先述のシンハラージャは、まさに手が届かんばかりの近さに迫っています。山に囲まれた谷間になっており、携帯電話の電波が届き難いです。もちろん、インターネットへのアクセスは今のところ不可能のようです。札幌生まれ、札幌育ちの都会っ子(だと自分では思っている)私にとって、この村での生活はとても新鮮です。

ここで私は、村の紅茶農家のお宅にホームステイさせていただいています。一家は、お父さん、お母さん、中学生と小学生の女の子の4人家族です。女の子2人は英語を学校で習っているところなので、簡単な英語を使って会話してくれるのですが、少し込み入ったことになるとなかなか難しいです。したがって、なんとしてもシンハラ語を覚えなければ!という状況です。うれしいことに、2人とも積極的にシンハラ語を教えてくれるので、新しい言語を習得する絶好の機会となっています。

これから、静かで美しいキリウェラガマの村から、私が発見したことや、村の人々から教わったことなどをレポートしていきます。タイトルには日誌とありますが、上述の通りインターネットへのアクセスが無いので、更新は数日おきになると思いますが、よろしくお付き合いいただければ、と思います。

(パルシック 高橋知里)