PARCIC

ベカー県と山岳レバノン県での越冬支援(2016年12月~)

レバノンのベカー県で、331世帯のシリア難民を対象に越冬支援を行っています。

シリア紛争が7年目に入り、現在周辺国では約530万人のシリア難民が避難生活を送っています。その中でもレバノンには現在約150万人が滞在しているとされています(*1)。さらには約3万人のパレスチナ難民もシリアから流入しており、人口440万人のレバノンにとって、大きな負担になっています(*2)。

レバノン全土には多くの難民キャンプ地があり、充分な収入を得ることが難しいシリア難民世帯の多くは、キャンプ地でテント生活をしています。パルシックが支援を行うベカー県ザハレ郡では、シリア難民の90.2%が貧困ライン以下の生活を送っています(*3)。

パルシックは2016年12月〜2017年2月にレバノンのベカー県と山岳レバノン県で、約600世帯のシリア難民を対象に越冬支援を行いました。それに続き、今年度も2017年9月〜2018年2月の期間にレバノンのベカー県ザハレ郡で、331世帯のシリア難民を対象に基本的な食糧と暖房用の灯油を配布する越冬支援を行っています。対象地域は冬期には雪が降り、気温も氷点下に下がり、テントでの生活は厳しい寒さにさらされますが、多くのシリア難民世帯は充分な防寒用品や冬服をほとんど所有しておらず、食糧も充分に入手できていません。

厳しい寒さは健康な大人にとっても耐え難いですが、抵抗力の弱い子どもや病人、高齢者にとっては健康状態に重篤な影響を及ぼす危険な状況です。厳しい寒さの中、配布する食糧と灯油は大変喜ばれています。

*1 Regional Refugee Response 2018-2019(2017年12月1日時点) 
*2 Lebanon Humanitarian Bulletin Issue 29 | 1 August – 31 October 2017 (OCHA) 
*3 Vulnerability Assessment of Syrian Refugees in Lebanon (VASyR) 2017 P.60 P.118
 

ご寄付のお願い アールサールのシリア難民キャンプ439世帯への灯油配布

バアルベック・ヘルメール県北部にある標高1,550mのアールサールは現在、1年の中でも最も厳しく辛い時期を迎えています。そこの4つのキャンプ地に暮らす約439世帯のシリア難民の人びとは今、十分な支援が届かず、灯油を買う経済的ゆとりも届かない中で、身を寄せ合う以外に体を温める術を持ちません。それらのキャンプ地の1つを統率する立場にある男性は、そのような状況を嘆き「他には何もいらない、ただただ灯油が必要なんです。」と涙ながらに訴えます。

十分な支援が届かず、1年で一番寒さが厳しいこの時期に身を寄せ合うシリア難民へ、緊急にご寄付での支援をお願いいたします

今すぐ寄付する>

2016年12月〜2017年2月実施 レバノンのベカー県と山岳レバノン県での越冬支援

対象地域 対象世帯数 配布物品(1世帯当たり)
ベカー県ザハレ郡バル・エリアス市近郊(4つのキャンプ) 319世帯(1589人)
  • 食糧バスケット
  • 石油ストーブ
  • 灯油(140L)
  • 毛布(1人1枚)
山岳レバノン県アレイ郡(4カ所) 300世帯(1,635人)
  • 食糧バスケット
  • 毛布(1人1枚)

2017年9月〜実施 レバノンのベカー県と山岳レバノン県での越冬支援

対象地域 対象世帯数 配布物品
ベカー県ザハレ郡バル・エリアス市及びタールバーヤ市の難民キャンプ 331世帯(1,620人)
  • 食糧バスケット
  • パン
  • 灯油(140L)

 

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