【ご寄付のお願い】パレスチナ・ガザ緊急支援
- お知らせ
【12月28日追記】現地への送金を実施し、羊農家70世帯に支援を届けました。
【2月14日追記】避難場所に仮設トイレを設置しました。
【4月15日追記】食料、衣料品、仮設テント資材を配付しました。
【5月30日追記】 夏の暑さで悪化する衛生環境への対応
夏の暑さで悪化する衛生環境に対応するためのご寄付のお願い
2023年10月7日のハマスら抵抗組織によるガザ地区からの越境攻撃を皮切りに、イスラエルによるガザへの無差別な大規模攻撃が始まって半年以上が経ちました。ガザでの死者数は少なくとも3万4,735人に達し(2024年5月6日時点)、人口の75%以上となる170万人が国内避難民となっています。
5月6日にイスラエル軍によるガザ南部ラファ地区への軍事侵攻が始まってからは、同地区に避難をしていた国内避難民120万人は、再度避難を余儀なくされ、また北部などでも大規模空爆や地上侵攻により被害が拡大しており、未曾有の人道危機は悪化の一途をたどっています。
ラファへの地上侵攻に伴い新たに避難してきた人びとのテント
2023年11月以降、パルシックは皆さまからお寄せいただいた温かいご寄付で、ガザスタッフが中心となって、ガザ地区中南部の国内避難民を対象に緊急支援を行っています。
これまで現金給付を116世帯、食料バスケットを180世帯、おむつを135世帯、仮設テントの補強用ナイロンシートを120世帯にそれぞれ配付いたしました。また、ラファ県にトイレ3基も建てることができました。併せて、ジャパン・プラットフォームの助成により、ガザ地区中南部の国内避難民を対象に、食料バスケットを計3,660世帯、衣料品を計900世帯、衛生用品を計900世帯に配付いたしました。現在、残りの衛生用品900世帯の配付の準備も進めています。
これまでの活動についての記事はこちら
記事:パレスチナ・ガザ緊急支援のご報告:羊農家70世帯に支援を届けました!
記事:ガザ緊急支援の活動報告
記事:ガザ緊急支援:食料、衣料品、テント用資材の配付
記事:ガザ緊急支援:おむつ、テント用資材の配付
記事:ガザ緊急支援:ラファ侵攻後にできた避難民キャンプに水タンクを設置しました
記事:ガザ緊急支援:水汲み容器を1,420世帯に配付しました
被害が拡大するガザ地区では、夏が近づくにつれて人びとがさらなる危機に直面しています。日中の強い日差しは、テントで生活している、またはテントすら確保できずに地べたで寝ている人びとの体力を奪い、皮膚病なども増えています。
ありあわせの布やシートで作った避難民のテント。強い日差しが差し込み、マットレスもない
また、腐敗した遺体や汚水、ゴミが放置されているためハエや蚊などの虫が大量発生しており、虫を介した感染症の拡大も危惧されます。空爆などの直接的な被害だけでなく、これらの衛生環境の劣悪化によって、免疫力が低下したガザの人びとに命の危機がさらに迫っています。
この危機を乗り越え、厳しい夏を生き延びるため、パルシックでは食料や虫よけスプレーなどを含む衛生用品の配付を計画しています。どうか皆さまからの温かいご寄付のご協力をよろしくお願い申し上げます。
緊急支援の経緯(以下は、2023年10月14日に緊急支援を立ち上げた際の文章になります)
10月7日から始まったパレスチナ・ガザ地区の抵抗勢力ハマスからの奇襲攻撃とイスラエル側からのミサイルの応酬は現在も続いており、双方で多数の民間人が犠牲となっています。1973年の第四次中東戦争以来の大規模な武力衝突が瞬く間に激化し、現地時間の10月12日時点で、双方の死者はあわせて2,300名を超えており、負傷者もイスラエル・ガザともに数千人を超えています。パルシックは双方の犠牲者、特に、子どもや女性を含む民間人の犠牲に、心より哀悼の意を捧げます。多くの民間人を巻き混み、無差別に殺戮する暴力行為は、国際人道法違反であり、私たちは双方に対して即時の暴力の停止を求めています。
日本のNGOによる外務省への要請文:イスラエル・パレスチナにおける武力行為の即時停止への働きかけを求めます(2023年10月11日発出)
ガザ地区は2007年以降、イスラエルに軍事封鎖をされ、「天井のない監獄」と呼ばれています。人びとはガザ地区の外に出ることを禁じられ、物流も制限されて、慢性的な困窮状態にあります。避難する場所も限られている小さな地域で、数年おきに大規模な衝突も勃発してきました。
パルシックは皆さまからのご寄付をいただき、2014年の51日間戦争後に被災者緊急支援を開始しました。2014年の緊急支援の後も、ガザの人びとが少しでも生活を取り戻せるように復興支援を続け、2018年からは特に酪農・畜産農家を対象に生計支援を行ってきました。今回の交戦が始まる数日前には、私たちは今年から新たに事業に加わった20世帯の羊農家と一緒に羊小屋の建て替えを行い、羊を配付して、皆で「いよいよこれから畜産を通して生計向上を目指そう!」と意気込んでいるところでした。羊を受け取って喜んでくれている農家の子どもたちの顔を、今でもはっきりと覚えています。
2014年から現在までの約10年間、何度空爆にさらされても粘り強く立ち上がってきたガザの人びとから「私たちを支援してくれる日本政府や日本の市民の皆さまにどうか心からの感謝を伝えてください」と、私たちは幾度も感謝の言葉を受け取ってきました。また、ガザ事務所の現地スタッフは、自分たちも何度も被災し、家族や大事な人を失うという経験をしながらも、ガザの人びとの復興に取り組んできました。
10月12日現在、イスラエルによって電気、水、燃料、食料の供給を断ち切られ、安全な場所などないガザ地区の中で、止まない空爆から逃げ回り、ガザの人びとは心身ともに困憊し、今や戦争の終わりを祈り続ける力も尽きようとしています。
停戦への道筋が未だ見えない中ですが、パルシックは被災した人びとへの緊急支援を行います。今後活動が可能になった段階ですぐに緊急支援を送るために、現地と調整し情報収集を続けて準備を行っています。今の時点では、まずは食料と医薬品などの提供が必要となる予定です。皆さまからの温かいご支援をお願いいたします。
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●店番:018 (普通)7733501
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