特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3-6 錦町スクウェアビル7F-1

03-3253-8990

FAX03-6206-8906

ガザスタッフからの手紙 ― 日本の皆さま

  • 活動レポート
  • ガザ地区における被災住民への緊急支援
  • パレスチナ
  • 緊急支援事業

ガザの人びとに関心を寄せてくださり、心より感謝申し上げます。私たちは、皆さまの連帯と関心、そして私たちの声に耳を傾けようとしてくださる姿勢に、深く感謝しています。多くのガザ市民が孤立し、世界から忘れ去られていると感じる今、皆さまの存在は、世界のどこかで私たちの命、尊厳、そして未来を大切に思ってくれている人びとがいることを思い出させてくれます。

停戦合意から約8ヶ月が経ちましたが、私たちは極めて困難で危険な状況の中で暮らしています。日常的な暴力、絶え間のない空爆や攻撃は、個人や家族に深い傷跡を残しています。明日何が起こるかわからないという不安は、すべての人びと、とりわけ女性や子ども、高齢者、障害のある方々に重い精神的負担を与えています。

dbf1cfd3b8ffc71d09c558bf5aacc8e8-1785308310.jpg

戦争中に空爆の被害に遭い、足を負傷して歩行が困難となった世帯主男性

多くの家族が愛する人を失い、住まいを失い、収入源を失い、そしてすべての人間が持つべき「安心感」を失いました。数え切れないほどの人びとが何度も避難を余儀なくされ、安全を求めて場所を転々としています。しかし、多くの人びとにとって、もはや本当に安全な場所は残されていません。

d5cdc8ba2ff01d7844c6fa497dce61ab-1785308314.jpg

パルシックの心理社会的ケアに参加するDoaaさんによる描写。参加者の中には、16回退避を余儀なくされた方もいます

子どもたちの状況は、とりわけ胸が痛むものです。ガザの子どもたちは、恐怖、不安定さ、そして先の見えない状況の中で育っています。多くの子どもたちは、本来決して経験すべきではない出来事を2年半以上、目撃してきました。また、多くの子どもたちは、通常の教育、安全な遊び場、そして当たり前の子ども時代を奪われ続けています。私自身も3人の子どもの母親として、常に子どもたちの安全を心配しています。

現在、多くのガザ市民が共有している最もつらい感情の一つは、深い孤立感です。世界の関心が他の危機へ移るにつれて、自分たちの苦しみがもはや見られず、私たちの声は聞かれなくなっているのではないかと不安に感じています。人びとはよく、「世界はまだ私たちを覚えているのだろうか」「私たちの声には まだ意味があるのだろうか」と問いかけます。

だからこそ、このような集まりは非常に重要なのです。皆さまが耳を傾け、伝え、報道し、人道状況について語り続けることで、ガザの民間人の声が忘れ去られたり、沈黙に追いやられたりすることを防ぐことができます。どうか、ガザで起きていることについて語り続けてください。どうか私たちのことを心に留め、祈りの中で思い出してください。

ab870f6cd718dea8bb1a458c206ab214-1785308317.jpg

テントのなかの様子。2年半以上、避難民はこのような簡易資材で作った狭い空間で寒い冬や暑い夏を乗り越えてきました

361ccdb4d98b467eaa7c70038e3b5386-1785308320.jpg

避難テントが一面に広がるガザ地区南部のマワーシエリア

私たちは、ガザの人びとに連帯を示してくださった日本の市民の皆さま、メディア関係者や人道支援関係者、そして政策立案にご尽力してくださった皆さまに深く感謝しています。どうか私たちの声を正確に、思いやりをもって、そして尊厳を守りながら伝えていただくようお願いいたします。
皆さまのご支援は、実際的な助けとなるだけでなく、希望そのものでもあります。それは、人びとに「自分たちは一人ではない」「自分たちの苦しみは忘れられていない」ということを思い出させてくれます。

どれほど困難な状況の中にあっても、ガザの人びとは強さと決意、そしてより良い未来への希望を持ち続けています。安全に暮らし、子どもたちを教育し、地域社会を再建し、平和で豊かな社会に貢献することを夢見続けています。

私たちの声に耳を傾けてくださり、いつもありがとうございます。皆さまの思いやりと連帯に、心から感謝申し上げます。

パルシック ガザスタッフ

Donation

共に助け合い、
支え合う世界へ

パルシックの活動に
寄付で参加しませんか?