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【5.21開催】<ミャンマーを知るための4章>第4章 ビルマ・ナショナリズムの歴史と現在を考える ―英国の植民地統治期に育まれた「ビルマ民族中心主義」を克服できるか?―

  • イベント
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2021年2月の軍事クーデターに抵抗し、新しい連邦民主国家をつくりだそうとする人々の命をかけた闘いが推し進められるなか、軍事政権とのせめぎあいが激しさを増しています。そこでは従来の多数派ビルマ民族を中心とする国家形成ではなく、諸民族の対等な関係を軸とする新しい「連邦民主制」の国づくりが自国の未来として構想されています。

ミャンマーを知るための4章、最終回となる今回は、ミャンマーで英領植民地期に育まれたビルマ・ナショナリズムの特徴を歴史的にとらえ直し、その中核となった「ビルマ民族中心主義」の成立要因と問題点について考えます。そこに示された「否定の論理」や「外来」の人々への排他的姿勢が、独立後のミャンマーの政治と社会を混乱させてきました。

本講座では、ビルマ・ナショナリズムにおける排他性の克服こそが、ミャンマーのより良き未来を作り上げていくことを提示して、ミャンマーを知るための4章を締めくくります。

オンラインでの開催ですので、どうぞお気軽にご参加ください。
各回の内容は独立していますので、今回から(だけ)の参加も大歓迎です。

 ミャンマーを知るための4章
  • 第1章(2025226日) 
    過去の総選挙に見るミャンマーの「民意」―英領植民地期から2020年総選挙までの17回を振り返る
  • 2章(2025326日)
    2021年クーデターの歴史的背景と現在の状況、人々が目指す未来 ―「法の支配」と「連邦民主制」確立へ向けた「革命的状況」はなぜ生じたのか?
  • 3章(2025423日) 
    ミャンマーと日本との関係を振り返る ―日本占領期(
    1942-45)、ビルマ米輸入問題、戦後賠償、そしてODA
  • 4章(2025521日) 
    ビルマ・ナショナリズムの歴史と現在を考える ―英国の植民地統治期に育まれた「ビルマ民族中心主義」を克服できるか?

第4章開催概要

日時:2025年5月21日(水)19:00~20:30
場所:オンライン(ZOOM)
講師:根本敬さん(上智大学名誉教授)
参加費:①無料 ②ミャンマーへの寄付つきチケット1口500円(2口以上のご寄付はチケットを口数分お申込みください。)
*活動費にできるだけ多く回すため、今回の寄付つきチケットの寄付額については領収書をお送りしません。領収書が必要な方は、ご連絡ください。
お申込み:Peatixイベントページよりお申込みください。
https://parcic-myanmar202505.peatix.com
参加方法:お申込みいただいた方に、開催の2日前までにZOOMURLをご連絡します。

講師プロフィール

根本敬さん(上智大学名誉教授) 

専門はビルマ近現代史。2021年クーデター直後に「緊急支援:クーデター下のミャンマー市民へ医療・食料支援を」というクラウドファンディングを研究者やNGO関係者と共に立ち上げ、多くの支援を届けた。主著に『物語ビルマの歴史-王朝時代から現代まで』(中公新書、2014年)、『アウンサンスーチーのビルマ:民主化と国民和解への道』(岩波書店、2015年)、『つながるビルマ、つなげるビルマ-光と影と幻と』(彩流社、2023年)、(共編著)『アジアの独裁と「建国の父」-英雄像の形成とゆらぎ』(彩流社、2024年)ほか。

アーカイブ公開中

「ミャンマーを知るための4章」のアーカイブをパルシックのYouTubeチャンネルで公開しています。ぜひ、ご覧ください!
https://www.youtube.com/playlist?list=PLB3OxNw8J0VlRW6CcyHTMAfMsYylZm0v6

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