2023年10月から、ガザで2年以上にわたり続く未曾有の人道危機。破壊と飢餓にさらされ、死と隣り合わせの生活を強いられてきた人びとは、3度目の冬を迎えています。

2年にわたる戦闘がもたらした甚大な被害と圧倒的な破壊のなか、いまも150万人が仮設の避難所での暮らしを余儀なくされています。10月10日に停戦合意が発効してから2か月が経とうとしていますが、依然として支援物資は十分に届かず、多くの人びとが飢えに苦しんでいます。冬の雨と寒さはその状況をさらに厳しくし、土の上に薄いシートやマットレスを敷いただけの簡易テントには雨水が浸水し、人びとは寒さをしのぐ衣服も暖房器具もありません。

日本ではパレスチナをめぐる報道は日に日に少なくなっていますが、この2年、ガザ危機の陰で進むヨルダン川西岸での破壊もまた深刻さを増しています。

本イベントでは、壊滅的な破壊の淵にあるガザと、物理的、さらには構造的な暴力による支配がいっそう強まっているヨルダン川西岸について、最新の現地状況やパルシックの活動、その他の取り組みを、パレスチナ駐在員がご報告します。イベントの後半では、駐在員が皆さまのご質問にお答えします。

オンラインでの開催です。どなたでもお気軽にご参加ください。

開催概要

日時：2025年12月10日（水）19:00～20:20
場所：オンライン（ZOOM）
スピーカー：パルシック パレスチナ駐在員
参加費：無料（パレスチナへの寄付つきチケットあり）
＊活動費にできるだけ多く回すため、今回の寄付つきチケットの寄付額については領収書をお送りしません。領収書が必要な方は、ご連絡ください。
お申込み：Peatixイベントページよりお申込みください。
https://parcic-palestine202512.peatix.com
参加方法：お申込みいただいた方に、開催の2日前までにZOOMのURLをご連絡します。