長期化する避難生活 ― 緊急支援の現場から
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レバノンでは、2026年3月にイスラエルによる攻撃が激化してから3ヶ月が経ちました。6月3日にはレバノンとイスラエルの間で改めて停戦が合意されたものの、南部では依然としてイスラエル軍による攻撃が続き、地上部隊も展開しています。
今回の事態により、100万人以上が国内避難を余儀なくされたとされ、そのうち約13万人は学校や公共施設に設置された避難所で生活しています。
パルシックは現地の提携団体と連携し、レバノン中部の山岳レバノン県で避難生活を送る 4,700世帯に対し、1ヶ月分の食料バスケットを配付しました。

食料物資の配布の様子
避難所には共同で利用できる冷蔵庫がないため、夏に向けて気温が上昇することを考慮し、今回は冷蔵保存を必要としないパスタや米、ブルグル(挽き割り小麦)などを中心に食料品を選びました。レバノン料理に欠かせないザータルなどの調味料もバスケットに含めました。

バスケットの中身
南部国境沿いのアイタ・アッシャブから避難してきた家族
私たちは3ヶ月間、避難生活を送っています。以前はタバコ栽培をしながら平穏に暮らしていましたが、今では全てが失われてしまいました。2階建ての家も破壊され、何も残っていません
攻撃が頻繁に行われているナバティエ・エルファウカから避難してきた家族
避難生活はとても厳しいです。プライバシーはなく、日常では当たり前の快適さも失われます。このような普通ではない状況に慣れなければなりません。それがとても苦しいです。また、故郷にある自分たちの家がどうなっているのかも分かりません。たとえ同じ村の出身の人が、私たちの家の状況を知っていたとしても、そのことを聞きたくありません。家が破壊されている姿を想像することさえつらいのです
停戦合意後も、南部ではイスラエルによる大規模な攻撃が続いています。ヒズボラとの交戦は継続しており、5月末以降にはベイルート南部郊外への空爆も再開されました。3月以降、少なくとも3,613人が犠牲になっています。また、広範囲に及ぶ空爆や新たな避難命令により、停戦合意後も多くの人びとが避難を余儀なくされています。戻る家を失い、故郷への帰還の見通しも立たないなか、長期化する避難生活を支えるための支援が引き続き必要とされています。
パルシックは、現地のニーズを丁寧にくみ取りながら、困難な状況に置かれた人びとが再び当たり前の日常を取り戻せるよう、これからも必要な支援を届けていきます。引き続き、皆さまの温かいご支援とご協力をお願いいたします。
(レバノン事務所)
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