特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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寄付を受け取った方々の声② Bさん(小学校教員)

  • 活動レポート

Bさんはビルマ族の31歳の男性で、妻と生後数ヶ月の乳児を含む5人の家族がいます。Bさんは小学校の教師で、以前の月給は18万2,000チャット(約1万4,200円[※1]) でした。しかし現在は、市民的不服従運動(CDM:Civil Disobedience Movement)に参加しているため、安定した収入はありません。

以前に住んでいた村は、国軍によって襲撃され多くの村人が無差別に拘束されてしまいました。そのため、Bさんは家族の安全のため2021年3月に現在住んでいる所へ引っ越しをしました。現在は、引っ越し先の自宅近くで、豚の内臓の串焼きを売る小さな屋台を開いて収入を得ています。

現在、Bさんの最大の悩みは生活費が足りないことです。飲み物を売る屋台を開いて収入を増やしたいと考えていますが、収入が不安定です。しかしBさんは、軍事政権と戦うために不服従運動に参加し続けており、軍事政権が倒れるまで参加し続けるつもりです。

Bさんは「独裁政権が廃止され、連邦制民主主義が確立されるまで、CDMに参加するつもりです。これ以上、軍事政権下で人びとが(国軍の下に位置する)二流市民として生きて欲しくはありません。現在の状況は本当に難しいもので、人びとはとても苦しんでいます。軍事政権は毎日、罪のない人びとをたくさん殺しています。だから、私は決して軍事政権を打倒することを諦めないし、諦めるわけにはいかないのです。私の願いは、全ての民族と若者が、差別されることなく、尊厳を持って、自分たちの権利と自由を持つことです。私は、迫害を恐れる必要がない、人間性と表現の自由が享受出来る世界を期待しています。そして、私は世界に私たちの声を聞いてもらいたいと思います。私たちには正義が必要なのです」と話しました。

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Bさんの現在の自宅

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串焼きや飲み物を売っている屋台

[※1] 2021年1月のレート:1チャット=0.078円

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