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ガザスタッフからの声(11/3)

  • コラム

11月3日

サハルから

  • 何とか今日も生きています。食料はなんとか確保できています。最低限必要なものはスーパーでまだ見つけることができます。しかし主食であるパンを見つけることが困難で、自分で家で焼く必要があって大変です。
  • 最も大変なことは飲み水の確保です。価格が高騰し、入手できません。塩分濃度の高い水を脱塩する装置は、日中はソーラーパネルの太陽光発電システムを使用しますが、夜間は発電機を使用して稼働していました。現在は、燃料不足により、日中は太陽光発電システムを使用してのみ稼働しているため、脱塩される水の量が減少しています。特に、何千人もの人たちが北部から中部の私の地域(デイルアルバラ)に避難してきており、対応できていません。
  • 家庭用の水を確保することは本当に簡単ではありません。私が今避難している叔父の家では隣人が井戸を持っており、水を得るためにはジェネレーターが必要で、そのジェネレーターを稼働させるにはガスが必要です。そのガスがないため、水を得ることができません。
  • 飲料水に関する他の問題は、現在販売されている水のほとんどが十分にろ過されていないため、塩分濃度が通常より高く、そのため水の味がかなり塩辛いです。この水を飲むことで体調不良を引き起こします。私の場合、昨晩その水を飲んだため腎臓が痛くて寝れませんでした。この飲料水を飲むのはやめなければいけません。通常のボトルウォーターを探していますが、値段は二倍で、見つけるのも容易ではありません。

ユシフより

  • (神様のおかげで)何とか私たちは無事です。今は自宅に85人程います。飲料水と食料は幸い確保できますが、トイレを流す水やシャワーを浴びる水がなくて、衛生環境が非常に悪いです。私の家には赤ちゃんも女性もいます。
  • アブダッラーの避難先である学校から車で10分ほどの場所にいます。学校での避難生活は非常に困難であり、助けに行きたいですが、道路が既に破壊されており、また車で移動していると襲撃されます。私の車の燃料もないです。大切な仲間を助けることができないことが本当に苦しいです。
  • 同僚たちには常に電話をして無事かどうか確認しています。アブダッラーの避難先の学校に、私の元同僚や友人も避難しています。彼らが住んでいた街はモダンで素敵なシティでした。6,000世帯が住んでいました。
  • 神様、今日も生かしてくれてありがとうございます。何とか生きています。生き残ります。一刻も早い停戦を望んでいます。自分たちが安全であることは神様のおかげですが、仲間を助けられず、苦しいのです。

ガザの人たちは今も被災した市民同士で協力しながら、この瞬間を生き延びようとしています。どうかガザの一般市民がおかれている極限状態を超えた現状を一人でも多くの日本の皆さんに知っていただき、即時停戦に向けて連帯の輪を広げていただけますと幸いです。引き続きお力添えのほど、よろしくお願いいたします。

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