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ガザスタッフからの声(10/29-31)

  • コラム

10月29日

10月27日夜からガザ全域の通信が遮断され、翌28日は安否確認などが全くできずに心配でしたが、29日の朝から徐々に通信が回復しつつあります。サハルから連絡を受け取り、一先ず安堵しています。

サハルから

兄弟2人が空爆で殺されたこと、そして極限状態を今も経験していますが、まだ私は持ちこたえていて家族皆が生き残れるように助けています。私の笑顔の力は家族、特に子どもたちを強くし、安全を感じさせます。少なくとも彼らは大丈夫です。

10月30日

サハルから

何とか私たち家族は無事ですが、昨晩の空爆も本当に激しかったです。毎晩激しさが増しています。

タグリードから

昨晩の空爆は地獄の中ような本当にハードな夜でした。空爆と砲撃が止まず寝れていません。昨日の正午からこの悲惨な状況です。これまでも大変な空爆でしたが、昨日からの空爆と砲撃は本当に恐ろしかったです。

10月31日

シャディから

北ガザの破壊は凄まじいです。未だに私の友人で北ガザにいて、避難したくてもできないと連絡がきます。

ハン・ユニスでは昨晩は2箇所で空爆がありました。私たちのひつじ農家支援事業の事業地であるアル・カララ村周辺では衝突が増していて、事業参加者のうちすでに退避した人がいるとも聞いています。幸い、海岸沿いのアル・マワーシ村はまだ被害が少なく、皆さん避難していないようです。アル・マナーラ村は、アル・カララ村に比べればまだ被害状況は少ないようですが、避難したと事業参加者から連絡がありました。

ラファ地区で実施していた、女性世帯への生計支援事業の関係者や女性組合の方も幸いまだ無事です。もちろん空爆以外の被害は皆さん受けています。

現在も、ガザ中央を北から南まで通るSalah Al Deen道路より東側の住民で、道路の西側に移動できる人は避難しています。

ガザの人たちは今も被災した市民同士で協力しながら、この瞬間を生き延びようとしています。どうかガザの一般市民がおかれている極限状態を超えた現状を一人でも多くの日本の皆さんに知っていただき、即時停戦に向けて連帯の輪を広げていただけますと幸いです。引き続きお力添えのほど、よろしくお願いいたします。

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関連事業

ガザ地区における羊の畜産支援
ガザ地区女性世帯への生計支援(2018~2022年) 

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