特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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戦闘が激化するミャンマー国内での緊急食料支援

  • 活動レポート
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ミャンマーでは、クーデターを起こした国軍が2025年12月末から選挙の実施を計画しています。2020年の総選挙で圧勝した政党であるNLDが実質的に排除されたまま実施されようとしているこの選挙について、民主化を求める人びとは「国軍による見せかけの選挙だ」と強く批判しています。 

緊張が高まる中、各地で戦闘および空爆が激化しており、多くの市民が突然、住み慣れた家を追われる状況が続いています。

一度避難した後も、避難先で再び戦闘が起こり、さらに別の場所へ逃れなければならない人びとも少なくありません。地上での戦闘を逃れても、空爆によって命を落とすケースもあり、安心して暮らせる場所はほとんどないのが現状です。 

避難している人びとの中には、妊娠中の女性や高齢者、小さな子どもたちも多く含まれています。十分な食事がとれないことから、栄養失調や持病の悪化、免疫力の低下、感染症の広がりなど、健康面での深刻な影響も懸念されています。 

多くの避難者が身を寄せているのは、日本の体育館のような設備の整った避難所ではありません。木や竹を組み、葉やブルーシートで屋根や壁を作っただけの簡易的な小屋での生活を余儀なくされ、風は容赦なく吹き込みます。夜間の気温が10度を下回る地域では、寒さによって体調を崩す人も少なくありません。

「どこへ行っても安全ではなく、心が落ち着かない」 。そう話す避難者が少なくありませんでした。親戚や家族を失った人も多く、心身ともに追い詰められた状況が続いています。 

今回、逃れてきたばかりの国内避難民の方々に、以下の食料・物資を配付しました。 

・1,845人に米・石鹸などの衛生用品・ブルーシートを配付 
・4,000人に米・野菜・豆などの食料セットを配付 

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支援を行った地域は国境から離れており、国際機関や外部団体の支援がほとんど届いていません。 パルシックには、自身も避難生活を経験しながら活動を続けている現地在住スタッフが複数人います。彼らのネットワークを通じて、支援が届きにくい地域にも必要な食料を届けることができました。 

食料を受け取った人びとからは、次のような声が寄せられています。 

「着の身着のままで逃げてきて、食べるものが何もなかったので、とても助かりました」 
「これで家族にご飯を食べさせることができます」 
「借金をしないと食料を買えなかったので、本当に助かりました」 
「ご飯を食べることができて、気持ちが少し落ち着きました」 

一人ひとりの声から、食料支援が命と尊厳を支える大切な支えになっていることが伝わってきます。 パルシックは今後も、現地のスタッフやボランティアと共に、支援が届きにくい人びとへの支援活動を続けていきます 

(東京事務所 ミャンマー事業担当)
※この事業は、政府開発援助資金の助成とクラフトジン「LUO」様からのご寄付で実施しました。

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