避難先でも学びを止めないために─ミャンマー国内避難民の子どもたちへの教育支援
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ミャンマー国内では、国軍による戦闘や空爆が続いており、パルシックが事業を実施している地域も例外ではありません。事業を実施している村の教育担当者から、「近隣で発生した戦闘により逃れてきた人たちがたくさん避難してきており、子どもたちだけでも100名以上いて、村の学校の施設ではこの子たちを受け入れることが難しい」という情報を提携団体スタッフが受け取りました。攻撃を受けた村々には地雷が埋められることが多く、戦闘が終わった後も人びとは簡単に村へ戻ることができません。そのため、避難先での生活が長期に渡ることが予想され、子どもたちにとって、避難先でも教育を受け続けられることはとても大切になります。
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避難してきた人々の住居
今回のケースでは、他からの支援も得られないこと、なるべく教育を受けられない期間を空けないよう早急に学びの場を作りたいという要望から、学校施設の増設、学習備品の支援を実施しました。すぐに建設の準備は始まり、地元の建設業者と村の人たちの協力で校舎はどんどん建設が進んでいきました。
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校舎建設開始
柱や屋根だけできた建設途中の校舎ですが、子どもたちが授業を受けるために使い始めていました。
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建設途中から使い始めました
また、避難してきた子どもたちへの学習用品の配布や備品の設置も行いました。
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学習用品を受け取る子どもたち
住んでいたところを追われ大変な経験をしてきた子どもたちですが、これからここで学びを続け、友達と楽しい時間を過ごせることを祈るばかりです。
(東京事務所 ミャンマー事業担当)
※この事業は、ジャパン・プラットフォームの助成と皆さまからのご寄付で実施しています。
