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ムライティブ県帰還民の生活再建緊急支援事業(2013年3月~)

ムライティブ県マリタイムパットゥ郡の東南沿岸部に位置する、コクトルワイ、カルナドゥカーニ、コクライの3村で、帰還民の生活向上、コミュニティ復興のための井戸建設と、各村の漁業協同組合の強化に取り組んでいます。

コクトルワイ、カルナドゥカーニ、コクライでの事業

2013年3月から、ムライティブ県マリタイムパットゥ郡の東南沿岸部に位置する、コクトルワイ、カルナドゥカーニ、コクライの3村で、帰還民の生活向上、コミュニティ復興のための事業を開始しました。ムライティブ県は内戦末期に激しい戦闘が繰り広げられ、戦争で大きな被害を受けた場所です。2009年の終戦後、2012年末になってやっと人々の帰還が認められた地域、いまだ軍が土地を占拠しており、人々が元いた場所に戻ることができていない地域もあります。2013年4月現在も、避難先からの人々の帰還は続いており、生活に必要な基本的なインフラや日用品、生計のための手段は、いまだ不足した状態です。

2012年は、マリタイムパットゥ郡の14村で、帰還漁民を対象に、ボート、エンジン、漁網などの漁具、寡婦女性を対象に、乾燥魚加工道具、ミシンなどの生計向上のための手段を支援しました。引き続き、2013年からの事業では、上記3村で、共同井戸の建設、戦争によって解体した漁協活性化のための研修実施、船着き場・セリ場の建設、養殖技術の指導、村民が皆で利用できるコミュニティホールの建設と、ホールを利用した交流プログラムを行います。事業当初の5か月は、共有井戸の建設と、漁協の研修を行っています。

内戦前は、各世帯に1つあった井戸ですが、25年に亘る戦争で、その多くが破壊、放置され、現在は、限られた数の修復された井戸、もしくは、簡易的な手押し式のチューブ井戸を人々は共有しています。自宅から500メートルから1キロメートル離れた場所まで生活用水を汲みに行っている家庭も少なくありません。この地域で、約15世帯が共同で使用できる共同井戸を12基、建設しています。

ミーティングに集まったカルナドゥカーニ村漁協のメンバー

帰還したばかりの人の住まい

戦争で破壊され、使用されていない古井戸

井戸建設と同時に、帰還後、再結成された各村の漁業協同組合の強化のため、会計のトレーニング、他漁協への訪問研修の準備を進めています。訪問研修では、3村の各漁協の役員が、先進的な活動を行っているスリランカ国内の他漁協を訪問し、魚の共同販売の方法、運営資金の活用方法などを学びます。井戸建設、漁協研修の終了後、2013年度後半からは、漁業復興のための漁協の施設、コミュニティホールの建設事業へと移行する予定です。

ムライティブ県マリタイムパットゥ郡での事業地マップ

※この事業は、日本NGO連携無償資金協力の助成を得て実施しています。
外務省: 日本NGO連携無償資金協力

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