特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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パレスチナ・ガザ緊急支援 サポーター募集

ガザ地区に安全な場所などありません。必死に毎日を生き抜くガザの人びとを支えます。

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パレスチナ・ガザ緊急支援

2023年10月7日から続くガザ地区の未曽有の人道危機。
必死に毎日を生き抜く、ガザの人びとを支えます。

月々500円~のパレスチナサポーターになる

ガザの人びとはいま

2023年10月7日から続くガザ地区の未曾有の人道危機。2025年1月19日から約2ヶ月間にわたり、イスラエル・ハマス間で停戦となりましたが、3月18日、イスラエル軍がガザ全域に攻撃を再開し、ガザは瞬く間に戦渦の地獄に逆戻りしました。無差別な大規模攻撃が昼夜問わず続き、停戦期間中に自宅に戻れた人びとのなかには、再度退避を強いられた方も多く、安全な場所はどこにもありません。また、食料や生活必需品、燃料や医薬品などあらゆるものが圧倒的に不足しています。

ガザ保健省の報告によると、4月22日時点で人口210万人のうち、イスラエル軍の攻撃によって殺されたと確認された犠牲者のみでも51,240人以上に達し、116,000人以上が負傷しています。

国連の報告によると、ガザの全市民が食料危機による栄養不足のため貧血に陥っていると懸念されています。清潔な飲料水や生活用水の確保も難しく、衛生環境の悪化に一層拍車をかけています。多くの人が劣悪な栄養状態と衛生環境により、繰り返す急性感染症や呼吸器障害、肺炎などに苦しみ続けています。

ガザの人びとは、戦争以降、2度目の夏を迎えようとしています。今後、夏の暑さが本格化すると、すでに人間が耐え得る限界を超えている状況は、さらに極限状態まで悪化すると懸念されます。

現地からのメッセージ

国境を越える、
市民の力。

認定NPO法人パルシックは、
地球の各地で暮らす人と人とが国境を越えて支えあい、
人間的で対等な関係を築くことを目指して活動するNGOです。

パルシックが取り組む
民際協力事業

誰もが自分たちの力で豊かな暮らしを築ける世界を目指して、
市民と市民とが協力する「民際協力事業」を実施しています。
災害・紛争などの困難にある人びとに対して、
緊急支援・復興支援・経済自立支援を段階的におこなっています。

  • 緊急支援

    災害・紛争などで自立的な発展を阻まれた地域にて実施

  • 復興支援

    ハード面(建物など)ソフト面(産業など)の復旧を支援

  • 経済自立支援

    地域の特性を活かした産業促進を支援、 経済的自立を生み出す(市民同士の協働関係)

  • 持続可能な状態

    国境を越えた市民関係・経済的自立による相互に助け合う社会

パレスチナ ガザ地区

「天井のない監獄」ガザ地区

ガザ地区は2007年以降、イスラエルに軍事封鎖をされ「天井のない監獄」と呼ばれています。今回の戦争以前から、365平方キロメートル(東京都23区の3分の2ほどの面積)という小さな地域に、約220万人が超過密状態で暮らしていました。人びとは、イスラエルから許可を取得できなければガザ地区の外に出ることができず、物流も大きく制限されて、慢性的な困窮状態にありました。そのうえ、ハマスを中心とする抵抗勢力が軍事封鎖や長年の占領状態に抵抗し、イスラエル軍との衝突も数年おきに勃発してきました。度重なるインフラの破壊と物資の不足は、長期にわたりガザ地区の経済の発展を阻み、人びとは高い失業率と貧困に苦しんできました。

緊急支援の経緯

2023年10月7日のパレスチナ・ガザ地区の抵抗勢力ハマスらによる奇襲攻撃とそれに続くイスラエル軍の侵攻により、双方で多数の市民が犠牲となっています。ガザ地区の住居やインフラは多くが破壊され、人口の9割以上が避難を余儀なくされており、避難先では、食糧や清潔な水、衛生用品など、あらゆるものが不足しています。2023年11月以降、パルシックは皆さまからお寄せいただいたご寄付で、ガザスタッフが中心となり、ガザ地区中南部の国内避難民を対象に緊急支援を行ってきました。

2014年からのパレスチナでの支援活動

パルシックは2014年、ガザでの51日間戦争後にパレスチナでの活動を開始しました。ガザの人びとが少しでも元の生活を取り戻せるように、農家や女性世帯への農業支援、トラウマを抱えた子どもたちへの心理ケアなどを続け、2016年からはヨルダン川西岸地区でも耕作放棄地への植樹や、生ごみから堆肥を作って地域循環型の社会を目指す活動をしています。2018年からはガザ地区南部で、女性グループを対象とした酪農による生計支援を行い、その経験を生かして現在もハン・ユニス県で羊の畜産農家の生計向上に取り組んでいます。まさに今回の戦争が始まる数日前、私たちは新たに参加した20世帯の羊農家と一緒に羊小屋の建て替えを行い、羊を配付して、皆で「いよいよこれから!」と意気込んでいるところでした。

2014年から現在までの約10年間、何度空爆にさらされても粘り強く立ち上がってきたガザの人びとから、「私たちを支援してくれる日本の皆さまにどうか心からの感謝を伝えてください」と、私たちは幾度も感謝の言葉を受け取ってきました。また、ガザの現地スタッフは、自分たちも何度も被災し、家族や大事な人を失うという経験をしながらも、ガザの人びとの復興のために努力してきました。

現地からのメッセージ

  • タグリードの声
    (パルシックガザスタッフ)

    2025年1月下旬から2月にかけて続いた停戦期間中、子どもたちは学校に戻ることができました。机も椅子もないため、冷たい地べたに座り、わずかにある文房具を貸し合って授業を聞いていました。しかし私の姪たちは「学校に行くたびに、戦争で亡くなった友達のことを思い出すの」、「授業中にお腹がすいて、無料でもらえる炊き出しの列に並ぶことを考えたり、新鮮な水を手に入れることを考えて、授業に集中できないときがあるの」と言います。その後、ガザは戦闘が再開し、授業は再度中断となりました。テントの学校を建てて授業を受けることができている子どもたちもいますが、状況は悪化の一途です。教育は戦争で深い傷を負った子どもたちにとって癒しであり、戦争の残酷さを一時的にも忘れることができます。これほど過酷な状況でも、子どもたちは学びたいと、今でも教室に戻ることを夢見ているそうです。ガザの子どもたちの、学ぶ機会が守られ、勉強を続けることで、より良い未来を築けることを祈っています。

  • ヤスミーンさんの声

    私は乳製品加工工場を営む女性組合のメンバーです。戦争中も仮設作業場を建てて、女性たちとチーズ作りに励んでいます。電気の供給がイスラエルに遮断されている中、ソーラーパネルとジェネレーターで発電して、冷蔵庫をなんとか稼働させていますが、電気が全く足りていません。チーズをたくさん作りたくても、冷蔵庫を十分に使えないと腐ってしまいます。ガザでは電力を確保するのが非常に大変です。さらに、粉ミルクなどの材料の購入も容易でない状態が続きます。

あなたの寄付でできること

パレスチナへの継続した支援を届けるための資金がたりません。
このたび200名のパレスチナサポーターを募集します。
月々500円~のパルシックサポーターに参加して
ともにパレスチナを支えてください。

ご寄付で実施した支援の一例
水タンクの設置と給水支援

ガザ地区のいたるところに避難民のキャンプができていますが、公営の水道管が近くになく、井戸もない地域では、人びとが何キロも水を求めて歩く必要がありました。そのため水タンクをキャンプ(8か所)に設置して、水タンクへの給水も行いました。水を待ちわびていた多くの人びとから喜びの声をいただきました。

  • キャンプ8か所に避難している4,391世帯(約26,400人)へ配付
  • 水タンク26基と給水費用:1,522,740円

ご寄付で実施した支援の一例
水汲み容器の配付

ガザ地区の人びとは何度も退避せざるを得ず、多くの人が収入源を失っています。1つ約600円の水汲み容器の購入も容易ではありません。空になった料理油の容器などを使って水をためてる人びとが多かったため、清潔な水を飲めるように水汲み容器を配付しました。

  • 1,420世帯(約7,952人)へ配付
  • 物資購入費用:953,250円

ご寄付で実施した支援の一例
子ども用冬服上下セットの配付

テントの学校3校で勉強を続けていた子どもたちは、寒い冬に十分な冬服を持ち合わせておらず、先生は子どもたちが学校で学び続けられるか心配していました。そのため、暖かい冬服上下セットを子どもたちに届けました。

  • 820人の子どもたちに配付
  • 物資購入費用:4,034,400円

これからやりたい支援

  • 子ども服・文房具の配付、食料・衛生用品の配付
    支援予定金額:約 400万円
  • パルシックが戦争以前から支援してきた羊農家へ羊の飼料配付、女性組合のチーズ作り支援
    支援予定金額:約 400万円

※戦闘状況および物資の調達状況に伴い、予定している緊急支援の内容を変更する場合があります。

ガザの人びとは、今回の戦争以前からイスラエルによる軍事封鎖の中で懸命に生きてきました。そして現在も想像を絶する苦しみの中で、どうにか今日を生き延びようと頑張っています。どうか一人でも多くの命を未来につなぐために、皆さまのお力をお貸しください。

月々500円~でパレスチナを支える
サポーターに申し込む

サポーターになると...

  • サポーターの方向けの、駐在員を交えた交流会情報をお届けします。
  • パルシックはパレスチナ・ヨルダン川西岸地区でも活動しています。ガザ地区だけでなく、西岸地区の最新情報もご報告します。
  • ご希望の方に、半年に一度、パルシックの活動レポート「民際協力ニュース」を郵送でお届けします。
  • パルシックは東京都から認定を受けた認定NPO法人です。パルシックへのご寄付は寄付金控除の対象となります。

寄付金控除

NPO法人パルシック(以下、パルシック)は東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。パルシックへのご寄付は、確定申告によって所得税、法人税、相続税などの寄付金控除を受けることが出来ます。地方自治体によっては住民税も控除の対象となります。詳しくはお近くの税務署までお問い合わせください。

所得税の場合

確定申告をすると、寄付金額合計の40%の税金の還付を受けることが出来ます。所得税の控除は、税額控除、所得控除から有利な方を選ぶことができます。多くの場合は、税額控除を選択するほうがより多くの金額が控除されます。

例えば税額控除を受けると

1万円のご寄付で、3,200円の所得税の還付を受けられます。

(年間の寄付金合計額-2,000円)×40%

寄付金領収書に関するお願い・ご注意

  • 確定申告にはパルシック発行の領収書が必要です。領収書は失くさないよう保管してください。
  • 寄付金領収書の宛名は、お支払いの際にお手続きいただいた名前となります。
  • 連名の寄付金領収書は確定申告に使用できません。ご夫婦・ご家族等の連名でのご寄付の場合は、寄付金領収書の宛名となる代表者のお名前・ご住所等をご入力ください。
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