特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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支援物資を受け取りました!~クラウドファンディング「私の名前はタグリード 羊を守り、ガザの女性の暮らしを守りたい」レポート~

  • 活動レポート
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45日間のクラウドファンディングでは、たくさんの方から寛大なご寄付をいただき、200万円の目標を達成することができました。皆さまのおかげで、パルシックが支援する5つの村において、新型コロナウィルス感染拡大に苦しむ女性たちを支援することができました。 2月には獣医と契約を結び、すべての羊小屋への訪問診察を開始しました。支援物資についても、同じく2月中に、羊のワクチンやビタミン剤、羊小屋で作業をする女性のためのマスク、アルコールジェル、手袋、洗浄剤を届けました。そして4月には、エサを保管する大きな樽、シャベル、鍬(くわ)、ウール用のハサミや櫛、敷砂、濃縮飼料を配布しました。 タグリードが女性たちからのメッセージを預かりました。

ヤスミンさん(ラファ県)

「支援物資を受け取り、とても幸せな気持ちです。タイミングは完璧で、まさに私たちが必要としているものばかりでした。獣医に羊を診察してもらい、ほとんどの薬を使用しました。高価なホルモン剤も寄付していただいて助かりました。マスクと洗浄剤は、毎日使っています。 エサを安全・清潔に保管するための樽がもらえたのも嬉しかったです。以前は、ネズミがエサの袋に穴を開けて、中身を食べてしまい、中で排尿することもありました。羊の健康に悪影響を与えることもありましたが、これからはそんな心配もなくなります。それに、樽があれば、雨でエサがだめになってしまうこともありません。
もともと羊小屋に道具はありましたが、新しい道具によって、農場で過ごす時間を短縮することができました。羊小屋は4つのセクションに分かれているのですが、用具は1セットしかありませんでした。一度に働くことができるのは1人だけ。シフトのもう1人は、最初の人が仕事を終えるまで待っていました。今では2人が並行して作業できるので、時間を節約して、家族のもとに早く帰ることができます!
支援は、私に希望とやる気を与えてくれました。少しでも、誰かが私を気にかけてくれるというのは、嬉しいことです。実は先月、母羊5匹と赤ちゃん羊2匹を失いました…。本当に大きな損失で、とても辛いです。
ご寄付をいただき、ありがとうございました。新型コロナウィルス感染の中での、皆さまのご厚意とご配慮に感謝します。そして私たちが経験していることを理解していただきありがとうございます。」

ヘンドさん(ラファ県)

「支援はとても大きなものでした。誰かが私たちを気遣い、助けたいと思ってくれているのを感じました。私たちの羊小屋の周りにはネズミがいて、エサを食べてしまうのです。これまでは、羊が病気にかからないよう、エサの一部を捨てなければなりませんでした。でも今は、ネズミからも太陽の熱からも、エサは守られています。濃厚ミルクも高価で、以前は購入できませんでした。日本の皆さまのご支援に感謝申し上げます。今後も変わらぬご支援をいただければ嬉しいです。」

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ヘンドさん

ナエマさん(ハン・ユニス県)

「誰かが私たちの側に立って、サポートしてくれるというのは幸せなことです。すべてがとても役に立ちました。濃厚ミルクは特に助かりました。これは赤ちゃん羊が成長するために不可欠なものですが、非常に高価なのです。2ヶ月間、買わなくてすむおかげで、お金を節約することができました。樽も、エサをネズミから守ってくれますし、砂も必要なものだし、シャベルや櫛は、これから長い間使えます。ご支援ありがとうございました。新型コロナウィルスにより事態は悪化しています。引き続きご支援いただければ幸いです。」

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ナエマさん

エクラムさん(ラファ県)

「グループを代表して、クラウドファンディングに参加してくれたすべての人に感謝したいと思います。 日本の皆さまの寛大なご支援に感謝申し上げます。私たちは支援を必要としていました。そして、皆さまのご寄付は、私たちの生活に変化をもたらしてくれました。今後とも、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。支援物資は、非常に重要な時期に私たちに届きました。いただいたものは、私たちが日常的に使っているものばかりです。長く、大切に使わせていただきます。」

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日本からの贈り物を受け取った女性たちは、それぞれ荷馬車やトゥクトゥク、歩いて帰路につきましたが、マスクやベールの後ろにのぞいていた笑顔は、今も続いています。

(ガザ事務所 タグリード)

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