人びとの未来をともに実現する
- 活動レポート
- シリア国内避難民・帰還民の生活再建支援
- シリア・レバノン・トルコ
- 復興支援事業
シリアでは情勢が大きく変化するなかで、多くの人びとが、崩壊した経済のもとで厳しい生活を余儀なくされています。とりわけ、私たちが事業を行っている農村地域では、働き口の不足に加え、農業や事業を始めるために必要な資材価格の高騰が、人びとの暮らしをさらに困難なものにしています。
私たちが支援を行っている人びとは、地域に住む住民や、避難先から最近村へ戻ってきた生計手段の回復が難しい状況にある人びとです。参加者の選定にあたっては、「働き続けたいという意欲があるものの、そのための手段を持たない人びと」を優先して支援できるよう努めています。

ソーラーパネル事業を行う参加者のムハンマドさん(左端)。バッテリープロバイダーとのパートナーシップを発表
2025年度のプロジェクトでは、私たちは農業支援分野で100人、小規模ビジネス支援分野で22人、それぞれが継続的に収入を得るための活動を行いました。日々の生活や、農業や事業を続けるうえで多くの困難に直面しながらも、彼らはよりよい未来を目指して努力を続けています。

収穫したとうもろこしを胸に笑みを浮かべる農家の男性
活動に参加した人びとの言葉です。
ソーラーパネル事業を営むムハンマドさん
この困難な時期に、他の人びとを支えることは私たちの大きな目標の一つです。神のご加護により、地元の学校に太陽光発電システム一式を無償で設置することができ、子どもたちは安心して学べるようになりました。また、生活に苦しむ隣人にも目を向け、生活が厳しい家庭に対して小型のソーラーキットを3セット寄付しました。
農家のラエクさん
今回のサポートは、私たちにとって大きな前進の後押しとなりました。事業に参加できなければ、必要な資材を購入できず、耕作面積を減らさざるを得なかったと思います。
鶏肉小売店を営むアナスさん
私は闘病生活を送りながら、鶏肉小売店とグリルショップを立ち上げました。体調も安定しつつあり、息子とともに2号店を出すことを目指しています。
参加した人びとは、事業終了後も農業やビジネスを継続して、目標に向かっています。生計手段が整ったことで、借金を返せるようになった、薬を買えた、子どもを学校に通わせられるようになったとの声も届きました。
私たちは人びとが思い描く未来をともに実現するため、2026年度も新たな事業地で活動を進めています。

収穫したトマトを持つ男の子
(レバノン事務所 アンソニー)
*この事業は、ジャパン・プラットフォームの助成および皆さまからのご寄付により実施しています。
