- 緊急支援事業
- インドネシア
地震と津波で被災したスラウェシ島中部で被災者支援を行います
プロジェクト背景
2018年9月28日、インドネシアのスラウェシ島中部でマグニチュード7.5の地震と津波が発生しました。地震による大規模な液状化によって、泥土が集落や住宅地を覆い、多くの家屋が埋もれてしまいました。2018年10月26日時点の発表では、被害の全容は依然として把握されていません。被災地域には小規模な農村や漁村が多く、道路が寸断されてアクセスできない場所も残されています。
中部スラウェシ州の州都パル市では、約16,500人が9か所の緊急避難所で避難生活を送っており、その避難所も十分な設備が整っておらず、トイレの設置も間に合っていない状況でした。10月からは雨季が始まり、二次被害も懸念されました。余震が続く中で、親と離れて不安に震える子どもたちの存在も大きな課題でした。
プロジェクト内容
こうした状況を受け、パルシックは2018年10月に現地にスタッフを派遣し、以下のような緊急支援を開始しました。
・食糧、衛生用品、タオル、ブランケットなどの緊急物資の配布
・子どもたちが安心して過ごせる居場所としてのテントの設置と運営
その後、復興の進展にあわせて支援も段階的に移行し、事業は第3期へと入りました。現在は以下の3つの柱を中心に活動を行っています。
・仮設住宅資材の配布および建設支援
・子どもの居場所活動の継続支援
・女性の生計支援
この事業は、ジャパン・プラットフォームの助成および皆さまからのご寄付により実施しました。
