- 緊急支援事業
- インドネシア
サイクロン・セロージャによって被災したインドネシアのマラカ県で、生計活動を再開するための資機材の配付をしました
プロジェクト背景
2021年4月5日、インドネシア東ヌサ・トゥンガラ州は、インドネシア東部で発生したサイクロン・セロージャによる豪雨と強風に見舞われ、洪水、地滑り、鉄砲水などの甚大な被害を受けました。この災害で東ヌサ・トゥンガラ州では467,714人が被災し、4月19日の時点で181人が死亡、48人が行方不明となり、54,507棟の家屋が損壊、53,550人が避難生活を余儀なくされました。
プロジェクト内容
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洪水によりなぎ倒されたソルガム(写真提供:Alfred Welhelmus Djami)
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洪水にのまれ水死した牛(写真提供:Alfred Welhelmus Djami)
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泥に埋まり、扉が開かなくなった家(写真提供:Alfred Welhelmus Djami)
東ヌサ・トゥンガラ州は就労人口の6割が農業に携わる地域ですが、洪水によって家だけでなく農地や家畜も被害を受け、沿岸に生活する人びとは漁具が流されるなど、人びとは生活復興の基盤となる生計手段を失いました。パルシックでは人びとの生活の復興を見据えて、生計手段の回復のため、農具や漁具の配布など、被災以前の生計活動を再開する資機材の配布支援を行います。
サイクロン・セロージャでは州内の複数の県が被害を受けましたが、パルシックは、被災前より県行政が機能しておらず、そのために被害情報の外部への共有が遅れ、被災規模に対して支援に入る団体が少なくなっていたマラカ県において、被災者支援を実施いたします。
この事業は、ジャパン・プラットフォームの助成および皆さまからのご寄付により実施しました。
