シリアと国境を接するトルコには300万人以上のシリア人が、レバノンには150万人のシリア人が暮らしており、地域の農村にとっても大きな負担となっています。すでに9年間難民として暮らさざるを得なかった子どもたちの中にはその間、学校に行く機会もなかった子どもが多くいます。パルシックは2015年から2019年までトルコで、2016年からレバノンで食糧配布、越冬支援、子どもの教育などの活動を続けています。
2023年03月13日 トルコ・ハタイ県での支援活動
トルコ・シリア地震の発生から1か月が経過しました。この間にトルコでは皆さまからのご寄付を地震で被災し…2023年03月02日 地震発生から3週間が経過しました
トルコ・シリア地震の発生から3週間が経過しました。 この間、本当に多くの皆さんにご寄付や応援のメッセ…2023年02月10日 シリアで医療品の支援を始めました
2月6日未明に発生した地震から4日が経過しました。 パルシックは発災翌日から寄付を募り、これまでに3…2023年02月09日 シリアからメッセージ
2023年2月6日に発生したトルコ・シリア地震を受けて、シリアの現地提携団体のスタッフからメッセージ…2023年2月6日、トルコ南部のガジアンテップ北西を震源とするマグニチュード7.8の地震が発生し、トルコおよびシリアで甚大な被害が出ています。パルシックは、ガジアンテップにスタッフを派遣し、トルコ南部およびシリア北部において、緊急支援を開始しました。
シリア北東部の新規国内避難民への緊急食糧支援(2019年12月~2020年3月)
2019年10月、トルコがシリア北部のクルド人支配地域への侵攻を開始し、約20万人が戦闘を逃れるため国内避難民となりました。1,700世帯への食糧バスケットの緊急配布を実施しました。
2011年から続いてきたシリア内戦。物資不足や物価高騰、高い失業率、破壊されたまま再建されないインフラなど、人びとの苦しい生活が続いています。シリアの人びとが少しでも前向きに生活できるように、パルシックは2019年から本格的にシリア国内での活動を開始しました。
レバノンに住むシリア難民の子どもたちが、将来「失われた世代」となることのないように、教育の機会を提供しています。
レバノンでのシリア難民への食糧・越冬支援(2016年12月~)
パルシックは、2016年12月からレバノンに避難しているシリア難民に食糧・越冬支援を続けてきました。
トルコにおけるシリア難民支援事業(2015年10月~2019年4月)
2015年10月からトルコ南部のシリアとの国境地帯にあるシャンルウルファ県でシリア難民支援を開始し、食糧配布、越冬支援、子どもの保護事業を2019年4月まで行いました。
シリア難民の子どもたちは、どこにいてもシリアの歌をうたい、故郷の絵を描きます。難民として生きながらも固有の文化やアイデンティティーを大切にしながら、受け入れ国のことも学ばなければならない。トルコやレバノンで暮らすシリア難民たちの思いや生活の一端をご紹介します。
2015年秋、シリアの難民の一部がトルコから船や汽車でヨーロッパに向かい、その数は10月の時点で68万人を超えた。小さなボートでトルコとギリシャの間の海峡を渡ろうとしてボートが転覆し、幼い子どもの命が失われる事態が続いた。
2011年に80万人が国外避難民となったことから始まり、2015年10月現在、総数は429万人と、シリアの全人口およそ2,200万人の4分の1に達している。シリア国内でも760万人が難民となっており、全人口の半数は家を追われて戦火から逃れて難民となっている。
国外避難民のうち、38.3%は11歳未満の子どもたちで、家族ぐるみで難民となった人びとが多いが、両親が戦死して子どもたちだけで逃れてきたケースも多い。もっとも難民数の多いトルコでは40万人を超す学齢期の子どもが学校にいけないことが問題となっている。