シリアと国境を接するトルコには300万人以上のシリア人が、レバノンには150万人のシリア人が暮らしており、地域の農村にとっても大きな負担となっています。すでに9年間難民として暮らさざるを得なかった子どもたちの中にはその間、学校に行く機会もなかった子どもが多くいます。パルシックは2015年から2019年までトルコで、2016年からレバノンで食糧配布、越冬支援、子どもの教育などの活動を続けています。
2021年04月13日 皆さまのご寄付で灯油を届けました!~アルサール越冬キャンペーン2020 終了報告~
2020年10月から実施していたアルサール越冬支援キャンペーンが終了しました。 パルシックは、現地提…2021年02月02日 コロナ禍でのシリア難民への教育支援
パルシックは2017年からシリア難民の子どもたちに教育の機会を提供すべく、ベカー県において教育センタ…2020年12月22日 「シリア難民の身体と心の健康増進に」アルサールのシリア難民キャンプ 食糧支援事業の報告
アハラン!キフコン?(アラビア語のレバノン・シリア方言で「こんにちは!元気ですか?」の意味です。)2…2020年12月09日 シリアの冬に欠かせない保存食「マクドゥース」
シリアの首都ダマスカスや、その周辺の地域では、9月ごろに収穫したナスをオリーブ漬けにした『マクドゥー…シリア北東部の新規国内避難民への緊急食糧支援(2019年12月~2020年3月)
2019年10月、トルコがシリア北部のクルド人支配地域への侵攻を開始し、約20万人が戦闘を逃れるため国内避難民となりました。1,700世帯への食糧バスケットの緊急配布を実施しました。
2011年から続いてきたシリア内戦がいよいよ終盤を迎えました。国内外で避難民となっていた人びとの帰還が始まりましたが、故郷に帰ったものの生活は楽ではありません。まずは最低限の食糧へのアクセスを提供できるよう、シリア国内での食糧支援を実施しています。
ベカー県でのシリア難民への教育支援事業(2017年4月~2020年10月)
ベカー県に住む貧しいシリア難民の子どもたちが、将来「失われた世代」となることのないように、基礎教室と課外活動、給食を提供しています。
レバノンでのシリア難民への食糧・越冬支援(2016年12月~)
パルシックは、2016年12月からレバノンに避難しているシリア難民に食糧・越冬支援を続けてきました。
トルコにおけるシリア難民支援事業(2015年10月~2019年4月)
2015年10月からトルコ南部のシリアとの国境地帯にあるシャンルウルファ県でシリア難民支援を開始し、食糧配布、越冬支援、子どもの保護事業を2019年4月まで行いました。
シリア難民の子どもたちは、どこにいてもシリアの歌をうたい、故郷の絵を描きます。難民として生きながらも固有の文化やアイデンティティーを大切にしながら、受け入れ国のことも学ばなければならない。トルコやレバノンで暮らすシリア難民たちの思いや生活の一端をご紹介します。
2015年秋、シリアの難民の一部がトルコから船や汽車でヨーロッパに向かい、その数は10月の時点で68万人を超えた。小さなボートでトルコとギリシャの間の海峡を渡ろうとしてボートが転覆し、幼い子どもの命が失われる事態が続いた。
2011年に80万人が国外避難民となったことから始まり、2015年10月現在、総数は429万人と、シリアの全人口およそ2,200万人の4分の1に達している。シリア国内でも760万人が難民となっており、全人口の半数は家を追われて戦火から逃れて難民となっている。
国外避難民のうち、38.3%は11歳未満の子どもたちで、家族ぐるみで難民となった人びとが多いが、両親が戦死して子どもたちだけで逃れてきたケースも多い。もっとも難民数の多いトルコでは40万人を超す学齢期の子どもが学校にいけないことが問題となっている。