PARCIC

東ティモール

感想文集 東ティモール・フェアトレードコーヒー生産者を訪ねる旅 2017 に参加して

2017年8月4日(金)~8月11日(金)まで毎年恒例の「東ティモール・フェアトレードコーヒー生産者を訪ねる旅」スタディツアーを実施しました。ご参加者の皆さんの感想です。ご興味を持たれましたら、ぜひ、来年のご参加をご検討ください!

開催概要

毎年大人気の東ティモールのコーヒー生産者を訪ねるツアー。アイナロ県マウベシ郡のコーヒー農家を訪ね、実際にコーヒー豆の収穫、加工のお手伝いをします。コーヒー農家に泊まり、煎りたて、挽きたてのコーヒーを飲みながら生産者と直接ふれあい、フェアトレードの仕組みとコーヒーができるまでをたっぷり知ることのできる貴重な旅です。

開催時期:2017年8月4日(金)~11日(金) 8日間
訪問地:東ティモール(ディリ、マウベシ)
詳細:https://www.parcic.org/report/timor-leste/timor_learn/11706/

参加者の皆さまより

私が出会った東ティモールの魅力は、温厚な人々と多様な植生、タイス(織物)などの手仕事、そしてコーヒー。潜在した力に溢れ、心が踊りました。この地へ尽くす人々の気持ちに少し添えたように思います。一方で、村で子どもが日本企業の化学調味料を食べていた光景にはショックと同時に憤りと責任を感ぜざるを得ませんでした。東ティモールでは農薬も化学肥料も手に入らないからオーガニック!と言われていますが、もし手に入るようになってしまったら…?東ティモールでは他にも多くの輸入品を目にします。決して他人事として考えられない実情も垣間見られました。今後コーヒーを通じてこの体験を伝え、考えていくことが私にできることだと思います。生きている東ティモールが持続していってほしい!!(岡本さん)

コーヒー生産者組合「コカマウ」のコーヒー「カフェ・ティモール」は今回のスタディツアーに参加する前から飲んでいましたが、帰国後、カフェ・ティモールへの気持ちが大きく変わりました。コーヒーを飲むたびにティモールでお会いした皆さんの笑顔やティモールの風景が目に浮かぶのです。無機質な消費ではなく、飲むたびにあたたかい気持ちに満たされます。数あるコーヒーの中で、そんなコーヒーに出会えたことに今とても幸せを感じています。
忙しい日本社会の中でも、ふとした瞬間に東ティモールの優しさとあたたかさ、楽しかった思い出の数々にじんわりと癒される日々です。またいつの日か必ず東ティモールに行きたいと思います!(木村さん)

既に東ティモールで生活を始めて半年が経過していますが業務の関係上、地方にいく機会が少ないため今回のツアーに参加いたしました。感想を一言で言うならば「このタイミングで見れて良かった」です。
当初の予定から変更した集落へのツアーでしたが何事もなく終わった、ということから逆に現地の方々の手厚い対応を感じ取りました。おそらく通常だと道らしい道もないようなところだったのではないでしょうか。実際に集落へ向かうまでは草むしりがされ、大きな石は端に寄せられと「誰かが整備した」痕跡が見られました。また不作と言われていたコーヒーもわざわざ収穫せずに待っていたとの話を伺い、集落の方々のツアーに対する当事者意識、パルシックさんとの信頼関係を垣間みることが出来ました。(佐藤さん)

ご縁をいただき、約10年ぶりの再訪、東ティモールへ。
市民としてできる東ティモールの復興支援はないかと模索していた時に、酸味が少なくマイルドな味わいの東ティモールコーヒーと出会いました。以来、生活に欠かせない存在となっています。10年も経つと、手元にある情報が一昔前であることを思い知らされます。今の東ティモールやコーヒー産地を見て感じたい。そんな思いが募って、ツアーを申し込みました。
今回は、コカマウ協同組合の1つであるクロロ集落にお邪魔させていただきました。クロロには車で入ることができないため、途中で車を降りて徒歩で川を渡り、山道を1.5時間ほど歩き続けます。雨期になると川が増水し、向こう岸へは渡れなくなるという環境に驚かされました。へとへとになってたどり着いた私たちを、集落の皆様が笑顔で迎えてくださり、そして最後まで温かくサポートしてくださいました。(森さん)

東ティモールは初めて。新聞記者をしていたころ、関西で開かれた独立支援の集会を何度か取材した。今から20数年前のこと。その頃は、東西の冷戦は終結しつつあったが、南アフリカのアパルトヘイトとともに、東ティモールの独立がかなうなんて想像できなかった。以来、関心を持ってニュースに接する中で、その独立に驚き、その後の様々な困難を克服しつつ歩んでいることは理解できていた。チャンスがあれば、と潜在的に思っていたが、今回、ツアーの日程が休みを取れる時期と重なり、参加が実現した。
消費者と生産者が対等の関係になることは、本当に可能なのだろうか。帰国して改めて、漠然とそんなことを考えている。(横川さん)

パルシック東京事務所 東ティモール担当 大坂智美より

信仰を持たない私だが、東ティモールの人びとにあやかって神様のご加護か、結果一片のご病気もなく、皆さん元気いっぱい、和気あいあいで全行程を過ごすことが出来ました。しかも、あの時期にして奇跡的にマウベシは暖かく、且つ集落への出発直前に雨が止み、クロロ集落への道は、それは素晴らしい景色に抱かれてのハイキングコースとなりました。帰りも天候に恵まれ、東ティモールってどこまでも優しいな~、いつもオブリガーダ(有難う)ね!と感謝せずにはいられませんでした。そうは言いつつも、一番へばっていたのはスタッフとして同行した私でした。集落から迎えに来た娘さんたちに手と荷物を持ってもらいながら何とか辿り着けたのは情けない限りでしたが、マウベシに駐在していた時から変わっていない、と懐かしくさえ思えました。

パルシック東ティモール事務所代表 伊藤淳子より

みなさんと一緒に川を渡り、山を登って辿り着いたクロロ集落は、パルシックがマウベシでのコーヒー生産者支援を本格的に開始した2003年から、グループをつくって活動に参加してきました。2002年、やはり同じように川を渡り、山を登って辿り着いた先で、10名ほどの農家さんに会い、東ティモールは独立したのだから、自分たちの手でよいコーヒーを作り、もっと良い市場に出せるようになろう、と話しました。「組合は、子どもたちに遺せる未来」と語っていたグループ長ビセンティさんの苦労に報いたい、そして、クロロだけでなく東ティモールのいたるところに存在するビセンティさんやビセンティさんの子どもたちと一緒に、よりよい未来を探し続けていきたいと思います。今回、皆さんをクロロに案内することができ、優秀な日本人ダンサーたちに驚喜するクロロのみんなの笑顔を見ることができて、ほっと胸をなでおろしました。

右から3番目がビセンティさん

右から3番目がビセンティさん