PARCIC

東ティモール

コカマウ組合総会


総会開催

マウベシでのコーヒー生産者協同組合支援事業も8年目に入りました。
組合の活動も軌道に乗りはじめ、去る4月30日には約200世帯の組合員とその家族が集まって、組合のグループ対抗運動会(?)と会員総会が行われました。
現地駐在員の伊藤淳子の報告で、その様子を皆様にお伝えいたします。

4月30日、組合総会当日。
午前9時開始予定なので8時半に会場入りを確認していたが、事務所の水がなくなり午前7時過ぎからパルシックスタッフのネルソン他数名が事務所から離れた 水場へ車で水汲み&水浴びへ。午前8時になっても戻る気配がないので、組合事務局のアルフレド、アフォンソ、シコと会場へ景品等の運搬を済ませる。
午前8時半にすっきりした面持ちで水浴び一行が戻ってくる。


コカマウ組合員たち

朝食を済ませて会場に向かったのは9時。その時点で組合員30名ほどはすでに会場に集まっていたが、10時過ぎまで他の組合員たちを待つ。待ちながらプロジェクターの設置や椅子の追加など会場の設営。
総会式次第は以下の通り:

<COCAMAU文化活動>9:00~11:00
グループ対抗袋競走
綱引き(景品付き)

<総会>11:00~14:00
①議長選出
②08年度活動報告
③09年度活動計画、予算
④COCAMAUのビジョン(5カ年計画)
⑤新役員の承認
⑥グループ対抗戦の表彰


コーヒー麻袋に入っての競争です

事務局が用意したノミネート表に沿って袋競争参加者を呼び出し、グループ対抗戦の開始。今年新たに組合に参加したグループも含め、計8グループ(レボテ ロ、クロロ、リタ、ルムルリ、ハトゥカデ、マウレフォ、アイホサン、新ルスラウ+ベトゥララ(合同チーム))からそれぞれ選出された精鋭たちが、コーヒー 生豆60kgを梱包する麻袋に入って走り(跳び?)、トーナメント戦を戦う。選手はさることながら、ギャラリーも興奮。実行委員会はパルシックと組合事務 局とで構成しているが、実行委員でないグループのメンバーたちが気付いて「もっと遠くに立って!」とギャラリーを整備している姿は、これぞ協働!と感激す ら覚える。試合は進行しているが、レボテロ選出の選手がまだ到着していない。レボテロの番が近づくとレボテロのメンバーたちは「どうする?」と相談を始め る。急きょ別のメンバーを選手に仕立てて、クロロとの競争に参加することに。このあたりのチームワークの良さ、コーヒー加工にメンバーが参加しない、とぼ やく日頃の会議では見られない手際の良さ。代理選手が健闘して3回仕切り直すが同点。そうこうしているうちにレボテロの本選手が到着し、クロロともに選手 交代して4回目のレース。レボテロ圧勝!


大盛り上がりの綱引きでした

綱引きは各グループから12名ずつがノミネートされる。審判はジュンコ、ということになっていたが、あまりの白熱戦に綱ごと右に左に揺れて身の危険 を感じること数回。わたしのいうことなど誰も聞かない(待機中に綱を引かない!とか)ので、コカマウ副代表のジュリオと事務局アフォンソが綱の中央で待 機。個人戦となった袋競走と違って、こちらは団体戦。若手の多いグループが断然有利。選手の中にカトアス(テトゥン語で年配の男性に対する親しみを込めた 尊称)を見つけると、同情的な気持ちになる。しかし、カトアスであろうが若手であろうが、綱を引き始めたら真剣。観戦していた女性メンバーの感想が笑えた。いわく、「牛みたい」。


ギャラリーも一生懸命応援しています

大いに盛り上がったグループ対抗戦が終了した頃にはすでに12時過ぎ。汗もかいてお腹もすいたがまずは総会開始(終わるまで昼ごはんは出さない!という実行委員会の方針)。司会を担当するルムルリ代表フランシスコ氏が開会、ルムルリのメンバー、ベルナルド氏率いるお祈りを経て、議長選出。今年の総会議長は、昨年度まで組合長を丸4年間勤めたルスラウのビットリーノ氏。満場一致の盛大な拍手で選出される。

開会前に一言、時間が1時間以上おしているから要点を簡潔に、と伝えたのが功を奏したのか、前夜遅くまでリハーサルをしたパワーポイントの成果か、前々日まで各グループを回ってグループ会議を開いたためか、はたまたみんなお腹がすいていたのか、議事は恐ろしいほどスムーズに進行。メンバーからの疑義なく、09年度計画や予算承認。ビットリーノ議長がコカマウ5カ年(09〜14年)のビジョンを読み上げる。

「Hakarak – Lideransa forte
– Manega rasik
– Hamrik mesak
Ba moris diak membrus sira nian」
(メンバーのより良い生活のために -強いリーダーシップ-独立運営 -自立 を達成する)

メンバーにどれだけ伝わっているかはわからなかったが、組合役員、事務局たちがこのビジョンに強く勇気づけられているように感じられる総会だった。

ちなみに、グループ対抗戦の景品は、袋競走一位には「米一袋」、二位には「料理用油5リットル」、三位には「インスタント麺40袋入り一箱」。そして綱引き一位には「米六袋」、二位には「料理用油620ml一ダース」、三位には「インスタント麺40袋入り二箱」。賞品総額は123.25ドル。この景品であれだけの盛り上がりが得られるのなら、来年もぜひやりたい、と実行委員会。来年は女性チームの対抗戦を男性陣が観戦することになるかもしれない。

(パルシック 伊藤淳子)