PARCIC

居場所づくり

貧困化がすすむ日本で、地域内で見守りができる関係性の再構築を目指します。

経済的な貧困もさることながら、人と人との関係性の希薄さが指摘されている日本で、これまでパルシックが培ってきた経験を活かして何ができるのかを、2017年から考えはじめ、調査に着手しました。困りごとを抱え、だれにも相談できずにいるひとり親世帯、お年寄りの支援窓口の中間地点となれるよう、2018年6月に東京都葛飾区での居場所をスタートしました。

プロジェクトを知る

子どもや高齢者の居場所づくり

子ども食堂やカフェ、宿題を見る学習支援、などの活動を通じて人と人とが繋がれる場所、困った時には相談出来るような「場」をつくります。

すでに2,000カ所以上に広がっている「子ども食堂」。パルシックがつくる居場所でも出来れば毎日食事の提供をしたいと考えています。その中で見えてくることがあり、繋がりが出来、例えばご近所の住民の方々にボランティアとして関わっていただくことで、それが地域での見守りやセーフティネットづくりになっていく、と考えています。

厚生労働省が2012年に実施した国民生活基礎調査結果で「貧困状態にある子どもが6人に1人」と発表し国内外に衝撃を与えました。食事にも事欠く、学校用品が買えない、進学なんてもっての外、である子どもたちが大勢いることが分かりました。この結果を踏まえ官民挙げての施策を実施した結果、3年後の2015年同調査結果は6人に1人から7人に1人と改善の兆候がみられました。

数字自体は改善されたものの、7人に1人の子どもたち、またそのご家庭がいまだ苦しい状況にあることに変わりはありません。日本における貧困の問題はそれが可視化されないことです。例えば、ひとり親のご家庭では唯一の連絡手段としてお子さんに携帯電話だけは持たせている場合が多くあるようです。他方、食費を賄えない、夕飯はお菓子だけで済ませる、などといったことが起こっています。

「スマホを持っている≠貧困ではない」なのです。

この状況を何とかしたい!と始まった活動のうちのひとつが子ども食堂でした。現在、全国に大よそ2,300カ所の子ども食堂があると言われています。課題は将来の継続性と万一のアレルギー事故等の対応をどうするかです。

書籍

タイトル 著者 出版元 [出版年]
すぐそばにある「貧困」 大西 連 ポプラ社 [2015年]
「なんとかする」子どもの貧困 湯浅 誠 角川書店 [2017年]
下流老人 藤田孝典 朝日新聞出版 [2015年]
子供の貧困 池上 彰 筑摩書房 [2015年]
神様の背中 〜貧困の中の子どもたち〜 さいきまこ 秋田書店 [2015年]
陽のあたる家 〜生活保護に支えられて〜 さいきまこ 秋田書店 [2015年]
助け合いたい 〜老後破綻の親、過労死ラインの子〜 さいきまこ 秋田書店 [2017年]

映画

タイトル 監督 公開 [出版年]
誰も知らない 是枝裕和 日本[2004年]
わたしは、ダニエル・ブレイク ケン・ローチ 英・仏・ベルギー[2016年]

テレビ番組(一部有料で視聴可)