PARCIC

シリア難民

シリア内戦の開始から6年、2017年4月、500万人が難民として近隣諸国で苦しい生活を送っています。

シリアと国境を接するトルコには300万人以上のシリア人が、レバノンには150万人のシリア人が暮らしており、地域の農村にとっても大きな負担となっています。すでに6年間難民として暮らさざるを得なかった子どもたちの中にはその間、学校に行く機会もなかった子どもが多くいます。パルシックは2015年からトルコで、2016年からレバノンで食糧配布、越冬支援、子どもの教育などの活動を続けています。

プロジェクトを知る

ベカー県と山岳レバノン県での越冬支援(2016年12月~2017年2月)

レバノンのベカー県と山岳レバノン県で、約600世帯のシリア難民を対象に越冬支援を行いました。

トルコにおけるシリア難民支援事業(2015年10月~)

2015年10月からトルコ南部のシリアとの国境地帯にあるシャンルウルファ県でシリア難民支援を開始しました。子どもたちの教育、女性世帯のための就業支援などなすべきことは多くありますが、まずは食糧配布から始めています。

シリア難民を知る

シリア難民の子どもたちは、どこにいてもシリアの歌をうたい、故郷の絵を描きます。難民として生きながらも固有の文化やアイデンティティーを大切にしながら、受け入れ国のことも学ばなければならない。トルコやレバノンで暮らすシリア難民たちの思いや生活の一端をご紹介します。

食べる

パルシックのトルコにおける事業地、シャンルウルファ県には、シリア人経営のレストランやちょっとしたカフェ、商店があります。そこで買えるのは世界的に有名な香りのよいシリア産のオリーブオイルやシリアコーヒー。食を通じて、シリアという国とシリア難民の暮らしをお伝えします。

学ぶ

世界でも最悪といわれるシリアにおける戦争の経緯や、それが一般の市民や子どもたちにもたらしている影響を学びます。

観る

リア内戦の激戦地となったアレッポをはじめとし、シリア各地には世界遺産や有名な歴史的建造物が多く存在します。戦争でその多くが破壊されましたが、今は難民となっている方々と共にいつか訪ねたいという思いを込め、長い歴史と多彩な文化を誇るシリアを紹介します。

概況

2015年秋、シリアの難民の一部がトルコから船や汽車でヨーロッパに向かい、その数は10月の時点で68万人を超えた。小さなボートでトルコとギリシャの間の海峡を渡ろうとしてボートが転覆し、幼い子どもの命が失われる事態が続いた。

2011年に80万人が国外避難民となったことから始まり、2015年10月現在、総数は429万人と、シリアの全人口およそ2,200万人の4分の1に達している。シリア国内でも760万人が難民となっており、全人口の半数は家を追われて戦火から逃れて難民となっている。

国外避難民のうち、38.3%は11歳未満の子どもたちで、家族ぐるみで難民となった人びとが多いが、両親が戦死して子どもたちだけで逃れてきたケースも多い。もっとも難民数の多いトルコでは40万人を超す学齢期の子どもが学校にいけないことが問題となっている。

周辺国の難民の数