PARCIC

東ティモール

コカマウ女性グループ、エキスポに出店!

10月15日〜19日の5日間、東ティモール政府主催によるエキスポが開催されました。‘FIAR2010’ と題したこのエキスポは、Feto iha Empregu ba An Rasik(手に職を持った女性たち、女性の手に職を)の頭文字をとったもので、東ティモール国内でとれる産品を使って活動している、国内各地の女性グ ループが出店しました。 去年参加したときにはソラマメチップスの一商品だけ。知名度もまだまだ低く、「これは何?食べら れるの?」と、ブースを訪れる人たちに聞かれたものでした。今年は、以前こちらのホームページでもご紹介させていただいた、大豆スナックとハチミツも仲間 入りし、ソラマメチップスも少し知名度を上げ、とてもにぎやかなブースになりました。

たくさんの人が訪れました 今回は、ディリの学校にも通い市内環境にも慣れている若手女性メンバー二人に加え、1999年以 来初めてマウベシの村から降りてきた、ハチミツグループのメンバー一人が販売に参加。あの頃とはすっかり違う景色に、家族の家がどこにあるかわからない! 記憶を頼りにみんなで右往左往、どたばたのスタートでしたが、無事にエキスポの開催日を迎えることができました。

普段、町を見渡すと、洗剤やお菓子、日用雑貨にいたるまで、輸入されてきたものをたくさん目にし ます。ここは産業がまだ発達していないから輸入に頼るしかない、そう思いがちですが、今回のエキスポでそれぞれのブースを歩き渡るにつれ、東ティモールの 豊かな自然を再発見しました。

ハチミツの販売年間通してたわわに実るバナナ、そしてそれをつかったチップスはほんのり甘くて最高です。米の他に主食として食べられているキャッサバは茹でるだけでもお いしいし、お菓子にもなります。ココナッツだって、食用油にも石鹸にも使われているし、ココナッツミルクは料理にも○。普段は灯油を使っている調理用コン ロも、このココナッツを燃料として使えるものが展示販売されていました。使い方はいたって簡単、ココナッツをざく切りにしてくべるだけ。残念ながら寒いマ ウベシにはココナッツは育っていませんが、ロスパロスを訪れた際に目にした、たくさんのココナッツの木の風景が、どんどん育つ燃料に見えてきて・・・。現 在はそのほとんどを輸入に頼っている米も、一部地域では手作業で植えられています。コシヒカリに負けないくらい、香ばしくてとてもおいしいお米です。食べ 物だけでなく、やしの葉を使ったかご、竹を使った家具など、原料はすべてここで調達、そして手作りです。綿花も栽培されていて、それを糸に紡いで、タイス (伝統織物)を編んだり、綿の木の綿は枕にしたり。

ふと足元を見渡すと、一面に生えているミントやツボ草。上を見上げると、アボカドやライム、オレ ンジだってたわわに実っています。私たちは今、それらの自然の草葉を使って、からだにやさしいハーブティを作ろうと疾走しています。このお話はまた今度、 皆様にご紹介したいと思っています。

普段は村で生活をしていて、なかなか町に出てくることのないメンバー、いつもはおしゃべりなの に、見ず知らずの人を目の前に商品の説明となるとつい黙り込んでしまうメンバーと、営業に至ってはまだまだ場馴れが必要ですが、自分たちが作ったものが、 どんな人の手に渡り、どのように映っているのか、実際に感じることができるよい機会になりました。これから各自家に帰り、家族や他のメンバーたちに、いっ たいどのようにこの日のことを話すのでしょう。また改めて聞いてみたいと思っています。

(パルシック 栗栖奈津美)