PARCIC

パレスチナ

ガザ地区で被災した小規模農家の生活再建支援を開始

パルシックでは、昨年9月よりガザ地区の戦争被災住民に対する緊急支援として行っていたFrom Poor Farmers to Poor Families(貧しい農家から貧しい家庭へ)プロジェクトを継続する形で、2015年3月より新たに貧しい農家への生活再建支援を開始しました。ガザ中部デル・アルバラ(Deir AlBalah)地域で、戦争によって被害を受けた農家100世帯に、農機具、堆肥、野菜の苗を配布し、専門家によるトレーニングを通して農産物の生産性向上、生活再建を支援していきます。

ガザ事業地地図_s
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支援するのは、所有している農地面積が3ドノム(1ドノム=1000㎡)以下で、かつ2014年夏のイスラエルの攻撃で被害を受けた小規模農家。その中でもさらに、家族が5人以上おり、かつ収入が農業だけに限られている貧困世帯を対象としています。

パルシックでは、現地行政やコミュニティリーダーを通して貧困農家の同定を行い、100世帯を支援対象として選定しました。パレスチナでは、4人家族の総収入が月1,950ドル以下の世帯を貧困であるとみなしますが、農家への聞き取り調査では、これらの農家の2014年夏の攻撃前の平均月収は1世帯当たり約200ドルでした。被災後の現在の収入はさらに月収80ドルまで落ち込み、各農家の平均被害総額も7,800ドルであることがわかっています。これらの農家は一人当たり1日1ドル以下で生活していることになり、極度の貧困状態にある世帯と言えます。

3月25日に裨益農家を対象に事業説明会を実施しました。それと同時に農機具と苗の配布準備も開始し、くわ、シャベル、くま手、手押し車、肥料など11点の農機具セットおよびトマト、ナス、ピーマン、スコッシュ(カボチャに似た野菜)、モロヘイヤの野菜苗を入札にかけ、業者を選定しました。4月いっぱいで各農家への配布を終え、6月中旬ごろの収穫を目指しています。

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農家を招いての事業説明会

 

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開札の様子

(アンマン事務所 大野木)

※この事業はジャパン・プラットフォームの助成によって行っています。
http://www.japanplatform.org/programs/gaza2014/