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大坂さんの東ティモール派遣日記(5)

Bonoiti(こんばんは)。こちらに来て4ヵ月が過ぎようとしています。3ヵ月をひとつの区切りとするならば、振り返れば山あり谷ありの日々でした。以前、普通の会社員だった私にとっては、毎日が喜び・悲しみ・驚きのローテーションでありました。今思えば、年甲斐もなく軽いホームシックにもかかっていたような気もします。

こちらに来てちょうど2か月経った頃、マラリアに罹りティモールでの初【洗礼】を受けました。一晩で一気に40度まで体温が上がり、大量の汗をかき、前日からのひどい下痢も重なり朦朧。友人が病院へ連れて行ってくれて、マラリアの薬をもらい飲んだ直後に一気に熱が下がりました。しかしその後しばらく体のだるさが続き、こんなにも体へのダメージが大きいのかと思い知らされました。なんでも肝臓への負担が非常に大きいとの事でした。

マラリアが完治した2週間後、今度は住んでいた事務所で【のぞき事件】発生。犯人は分かりませんが、とても怖い思いをしました。こちらの住宅は通気口らしきブロックの飾り穴があるのですが、そこから着替えをしているところを覗かれていました。私の不注意でもあったとは思います。その後もやはり不気味だったので、引っ越しを余儀なくされました。現地代表宅にしばし居候させて頂いておりましたが、現在、外国人用のアパートに仮住まいをしながらもう少し安い部屋を探しているところです。

そしてマラリアから1か月後のある夜、突然足と掌に発疹ができ始め、異常な痒みと腫れが出始めました。その夜、一睡もすることなく不安と日本に帰りたい気持ちでいっぱいになりました。代表に相談したところ、すぐに国立病院へ行って診てもらった方が良いと言うので、急患で診ていただきました。ステロイド注射その他の手当てをしていただき、見事に痒み・腫れは完治。何が原因だったのかは分かりませんが、ホッと一安心しました。

こうして振り返って見ると、病気その他の困った事に直面する度、落ち込み、日本へ帰りたくなりますが、いざ乗り越えてみるとそこには少しではありますが、確実にひと廻りたくましくなった私がいます。そしてここでの生活の自信がついてきているのが自分でも分かります。自信、と言うよりももしかすると開き直りなのかも知れませんが…。そしてもう一つ、ここ最近で自分の中に大きな変化が。私たちPARCICはコーヒー生産者の女性による生計向上プロジェクトを現在しており、来月よりその担当者になるので目下勉強中なのですが、携わる予定の女性グループの人々・PARCICの現地女性スタッフ、皆さんの事が徐々に愛おしくなって来ているのを感じるのです。生まれた場所や環境は違えども、どこの国でも女性達はおしゃべりが大好き。しかしその笑顔の裏にはきっと様々な想いや苦労があると思うのです。何故かは分かりませんが、男性達とは共有出来ないような何かを女性達とは感じる気がするのです。こんな気持ちは日本では感じたことがありません。きっとこのプロジェクトも山あり谷ありだと思います。壁にぶち当たりまた日本へ帰りたくなるかも知れません。しかし赤ちゃんが日々成長していくように、私も東ティモールで毎日逞しくなっています。そして落ち込んだ時でも、やはり東ティモールの人々の笑顔に癒され、励まされているのです。それって、実はすごいことだと思います。4月に日本に一時帰国しますが、ティモールと日本の違いをつぶさに感じてこようと思っています。

(東ティモール事務所 大坂智美)