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大坂さんの東ティモール派遣日記(17)

ボタルディ(こんにちは)!日本では2月は一番寒い時期ですね。ここ東ティモールでは四季がなく雨季と乾季のみなので、季節で冬が一番好きな私は日本の厳 しい寒さが時々恋しくなったりもします。しかし花粉症の私はスギ花粉がないここティモールが天国のように感じたりもします。げんきんなものです…。

さて、この2月は私にとってとても勉強となる1ヵ月となりましたので報告させて頂きます。アドバイザーとして日本から派遣された方と丸1か月各地方を同行 する、と言う大役を仰せつかったのです。こちらの現地語【テトゥン語】で日常会話は難なくこなせるようになった私ですが、専門用語となると…心配の種がま たまだ尽きないレベル。私なんかで務まるのか心配でたまりません。今までは東ティモール事務所代表、伊藤におんぶにだっこの状態で困った時は助け舟を出し て頂いていましたが、今回はそうもいきません。しかも東ティモールに関してまだまだ知らないことばかり…。今までは活動地マウベシに密着し女性たちと共に 活動して来たので、他の地方のことも全く疎い状態。とうとう視察途中で伊藤に泣きの電話を入れてしまいました。「私などは到底務まりませんっ!」すると伊 藤は「私も同じ道を通ってきた。幾度も落ち込んできた。この視察が終了する頃にはテトゥン語も更に上達し、たくさんの収穫があるはず」と言ってくれたので す。


▲移動中の車内から撮影。普段山中で活動している私にとって海は開放的!

私が英語を勉強し出した頃を思い出しました。学生時代には全く勉強と無縁だった私。友達と遊ぶことが楽しくて仕方なく、大好きな洋楽を聞いて過ごす日々。 真剣に勉強し出したのはイギリス留学から帰国後。大して会話も上達しないまま無念の帰国でした。日本に戻ってからは悔しさと情けなさで必死に勉強しまし た。マラソンで【ランナーズハイ】と言われる、苦しさを通り越し気分が良くなる状態がありますが、まさにその状態になるまで勉強し続けました。その後英語 を使う職場に従事しましたが、赤面するような数々の失敗も起こしました。忘れかけていたあの頃…。年を取ると失敗をしたくないばかりに全てのことに対し守 りに入りがちですが、ここは再度赤面しながら乗り越えて行きながら学ぶ時期なのだと知りました。視察中も様々なことが起こりましたが、共に同行している ティモールのスタッフにその都度助け舟を出してもらい、分かり易く噛み砕いてもらいながら随行しました。本当にありがとう、ジョルジェ!

話は逸れますが、この度の同行で初めて訪れたビケケ県。ビケケに入るなり2階建てや木をふんだんに使用した可愛らしい住宅など、立派な住宅が点在していま す。首都ディリよりもはるかに素敵な趣に思わずスタッフのネルソンに聞きました。「何でこんなに素敵なお家がたくさんあるの?」すると「ビケケ人はビジネ スに長けていて成功している人が多いからだよ」。あぁ東ティモール、本当に奥が深い!小さな島だけれど、地方ごとにその趣が全く異なるのです。恐るべし!

(東ティモール事務所 大坂智美)