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スリランカの北端に位置するジャフナ半島は、古くから漁業の中心として栄えてきました。内戦前はスリランカの漁獲量の30パーセントをしめるほどでした。しかし20年あまり続いた内戦の結果、水産業のための基礎インフラの大半は壊滅的な被害を受けました。海岸線は大規模な戦闘地域となったために、漁民の多くは住居をはじめ、漁船・漁具の一切を失いました。2004年以降、パルシックはジャフナの漁民たちの生活の再建と復興支援のために活動をしてきました。
そんな人々にスマトラ沖地震(2004年12月)による津波が、襲いかかりました。パルシックが支援していた漁村でも70名の人々が亡くなりました。多くは女性と子供たちでした。そこでパルシックは急きょ「津波緊急援助」に支援を切り替え、津波被災者の緊急支援をすすめました。
しかし、人々の期待とは裏腹に2006年以降再び内戦が激化しました。ジャフナ半島はスリランカの他の地域から切り離され、食料もままならない時期が続きました。漁民たちは漁業の制限を受けて、海に出ることが許されず毎日の生活にも苦しい状況が続きました。そこでパルシックは、新たに養鶏やヤギを飼うプロジェクトを立ち上げ、ジャフナ地域の住民が食べていかれるように支援してきました。
2009年5月16日スリランカ政府は勝利宣言を発し、内戦は終了しましたが、30万人を超す北部の住民が難民となったので、パルシックは、この難民たちに食料を提供するという活動を再開しました。さらに2010年に入って難民たちの帰還が開始されるにつれ、漁具の提供などを通じてこの人たちの生活再建を支援してきました。
2010年10月からは、津波、内戦の影響で止まってしまっていた乾燥魚事業を再び開始しています。内戦や津波などで寡婦となった漁村女性たちとともに美味しい干物をつくって、都市で販売する計画です。
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