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パルシックは、人と人を信頼でつなぐ交易をフェアトレードと呼びます。
国際的なフェアトレードの歴史は、南北問題=南の国々の貧困の解決、緩和のための手段として発展してきました。その歴史を尊重して、私たちも基本的にはフェアトレードを南北関係の中で考えます。しかし、南の生産者の商品を北の消費者が購入すると言う構造を固定化するものであってはならないと考えています。長期的にはその構造自体を乗り越えていくべきものと思っているのです。インドの人たちは、インドの国内への販売も含めてフェアトレードと呼んでいます。
貿易=国境を越えた交易は、とくに農産物に関しては、地域内の循環型経済と相互補完的な関係にあると考えています。それはインドの場合でも、日本の場合でも同じです。国際的なフェアトレード団体が合意しているフェアトレードの原則10カ条を、私たちも遵守します。その上に、農水産物に関する地産地消の原則も大事にしたいと考えており、食品を長距離輸送した場合の環境への負荷を表現するフード・マイレージについても考慮する必要があると考えます。
◆ フェアトレードの原則10カ条 ◆1.経済的に厳しい立場にいる生産者の仕事創り |
パルシックは、東ティモールのコーヒー生産者、農村女性たち、あるいはスリランカの内戦に被災した女性たちや紅茶園で働くインド・タミル人たちに寄り添って、ともに問題を解決し、生活を改善していきたいと考えています。この人たちが生産するコーヒーや紅茶、食品に対してフェアな価格を支払う市場が確保できないと、彼ら、彼女らの生活改善は果たされません。そこでパルシックは、コーヒーや紅茶に関しては、フェアトレード商品として日本の消費者に届け、干物や農産加工物に関してはそれぞれの国内でフェアな価格で販売できるように協力しています。
フェアトレードは、こうして各地の人と人を、社会的企業や協同組合、フェアトレード販売店を、信頼の輪でつないでいきます。私たちは、こうしたネットワークが織りなすものを連帯経済と呼んでいます。今、アフリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパの一部、そしてアジアでも連帯経済は少しずつ浸透しています。







